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第1章〜走れガルズ〜

  • 執筆者の写真: 29Gulls
    29Gulls
  • 2017年10月22日
  • 読了時間: 3分

 ガルズは激怒した。必ず、かの秋雨前線の雨を除かなければならぬと決意した。ガルズには天気を変える方法はわからぬ。ガルズは広島大学のトライアスロン部である。海を泳ぎ、山に遊ばれて暮らして来た。けれども部活に対しては、人一番敏感であった。昨日夜中ガルズは広島を出発し、野を越え山越え、約180里はなれた此の栃木市渡良瀬遊水池にやって来た。ガルズには広デュアも、フェニマラも出れない。金もない。二十三個の、やる気な心と二人暮らしだ。

 —Gullsスター— 『走れガルズ』

 遡ること一日。二手に分かれてそれぞれ深夜バスで新宿駅・東京駅に向けて出発。筆者は前半組で新宿駅へと向かう。ともに深夜バスと戦ったメンバーを紹介しよう。

・まずは、今回仕切りを行うサドルが変になっちゃった28の新ヶ江。

・デカいタブレットで漫画を読んでいるのはKEC。

・仲良く法学部同士隣に座っている大学のカフェテリアに行くのは伊達じゃない文学(ノルウェ〜イの森)少年Fと対照的にパズドラーとパワプラーの現代っ子A

・あれ?声かけられたかな?リクライニングしていた29H.M

・シュークリームを眺める男、奥田

・おっ!シャワーズがcp2000を超えた!マスクに隠されたポケモントレーナー29サトシ

・電車では、優しすぎてなかなか座らない竹村

・そして、1回目の休憩所で戻して初対面の隣の人に「多分吐きますわ〜」と最悪の自己紹介をした。筆者の28渡邉

バス内のことをかければと思ったが、一人戦っていた筆者にとっては他人を見ることはできなかった。ただあえて言おう!消灯と言いながら頭のカバーで隠しきれない左前の席の青いライトを!寝れるか!!

 Gullsは渡良瀬で何かやらかしたのだろうか?バイクトラブルに今年もお見舞いされる。

 雨。会場に着く雨。寒いな〜雨。水、かさ増してるな〜雨。帰ろう雨。

ホテルについてシャワーを浴びると昨日からの疲れで眠りについた。目を覚ますと19時を回っている。明日の買い出しに行かなきゃ。弁当コーナーで値切りのシールがバンバン貼られて行く。弁当に手をかけた時「ここは20時回ったら半額なる。」とベテラン主婦に止められる。長いわ〜と言いつつ他のものは探さない。待つの。

こんなにスーパーに滞在したのは初めてだと思っているとLINEが「ゥライニ」と鳴る。そこには自分を除いた家族の京都旅行の写真。割烹料理を送ってくる。『やめてくれ!』半額シールが貼られた弁当を見つめる。

ホテルに帰ると廊下に響き渡る28山本と29多田の声

「うわぁ〜めっちゃ羨ま・」部屋に入ると男の笑い声が聞こえてきた。

筆者の憶測では2階下の大部屋の29藤原だと思ったが怖いので考えるのはやめておこう。

こんな時間にブログ更新か!?と思うかもしれないがちょっと寝た筆者は目がギンギンに冴えてしまっている。部屋に来ると言っていた現代っ子Aはやってこない。

明日はメロスのように走り続けたらタオルでもかけてくれるだろうか

「ガルズ、君は頑張ったじゃないか。早くそのタオルをかけるがいい。ここにいる人は、ガルズの勇姿を、みんなに見られるのが、たまらなく嬉しいのだ。」

筆者は、すごく緊張した。

昨日書いたものなので色々ありましたが、後日続きを書きます。

 
 
 

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