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天草の反省

こんにちは、28倉原です。6月10日に行われた天草宝島国際トライアスロン大会に参加してきたので反省をします。少し長くなりますが、お許しください。

今回の大会は、サンポートやインカレに向けて経験を積むためというのはもちろんのこと、それ以上に大きな目的がありました。それは、地元で、トライアスロンで活躍する姿を家族に見せたかったからです。この大会は熊本地震復興支援の大会でもありました。入学後すぐに発生した熊本地震。そして、その本震の日、大学デビュー戦となった競歩の試合、家族の安否確認もできずに臨んだ試合で、レース後に「入賞したよ!」の報告ができず、その時からずっとずっと抱き続けてきた「家族を喜ばせられるような報告をしたい!」という強い思いを持って臨んだレースでした。一週間前にはアクシデントもあり、心配をかけてしまったみんなにも「もう大丈夫だよ、ありがとう!」という思いを伝えたくて臨んだレースでした。結果として、本当にたくさんの方に支えられて優勝することができ、本当に本当に良かったです。本当に本当にありがとうございました!また、大会エントリーの時点ではトライアスロン経験が一度も無かったため、九州選手権や国体予選のブロックでの出場はかないませんでしたが、来年こそは、絶対に枠を勝ち取りに行きます!

Total:2.23.47

Swim:26.59

Bike:1.12.17

Run:44.31

Swim

何度練習してもウエットと仲良くなれなかったので、トライスーツで臨みました。(レース前の写真を見れば分かりますが、明らかにKYです)その結果…スタート直前まで、トライスーツの「広島大学」の文字を見つけたおじちゃん達に話しかけられる始末。緊張でがちがちだった心と体は、初対面のおじちゃん達によってほぐされました。おじちゃん達、ありがとう。

学生レースとは違い、人数が多いし、途中で立って止まってしまったり歩き始めてしまったりする選手も多く、最後のウェーブでのスタートはとても泳ぎにくかったのですが、波やドルフィニングを利用して効率よく泳ぐことができたと思います。スタート直後のバトルを避けるため外側からスタートしてしまったことが反省点です。一般のレースでは内側からでも集団から抜け出せるため、最短距離を狙うべきだと感じました。泳力はまだまだなので、鍛え直します。

Bike

バイクでは驚くことが3つ…1つ目は、苦手だった靴を履く作業(カーフマン:靴を履いてからの乗車)(道祖デュア:靴が履けず、最後まで靴を踏んでレース)(スプリング:何とかクリア!)が、一発でできました!自分にとっては成長です。2つ目は、スタート5キロ地点で前輪に強力ガムテープが付着!取るのを諦め、その状態で35キロ漕ぎ続けました。誰のいたずらに引っかかったのやら…そして3つ目、ノンドラレースにして、過去最高の大集団を経験!始まりはスタート10キロ地点周辺。上りで5人の集団に抜かれ、下りで抜き返し、平地で引き離す。しばらく先の上りで10人に巨大化した集団に抜かれ、下りで抜き返し、平地で引き離すも、次の上りでまた抜き返される…こんなやり取りを繰り返していくうちに、気づけば20人を超える大集団になっていました。女子のトップを走っていた選手をとらえることができたのは良かったのですが、大集団に巻き込まれた時に抜け出すバイク力や技術はありませんでした。

Run

全体的に、周りの応援やパフォーマンスを楽しみながら走ることができました。2周目に入ったあたりで女子選手に抜き返されたものの、学生では1位だからと半分諦めて、応援メッセージを書いた紙を振って応援してくれた家族の前で軽く話たり(ちゃんと走っています!)手を振ったり、カメラを見つけてはピースをしたりと、今思えば少し不真面目に、でも、とても楽しんで走っていました。ラスト1周で前を走る女子選手との距離が縮まっていることに気付き、気持ちを切り替えて走ったところ、久しぶりにゾーンを経験した気がします。上りがきついコースだったのですが、今、トライアスロンができているという喜びを噛みしめながら走っている感じでした。途絶えることのない応援の中で、本当に素敵な環境で、レースができたと思います。地元で、家族の前で、女子トップでゴールに飛び込んだ時の感動は今でも忘れられません。熊本地震や競歩のこと、妹と自分の差に落ち込んだ日々や周りの人への感謝の気持ちなど、本当にたくさんの思いがこみあげてきたフィニッシュでした。

ここに書いているように、自分には負けられない理由、諦めたくない理由がたくさんあります。でも、結果にこだわりすぎるとうまくいかないことも知っています。私がトライアスロンをしているのは、単純に楽しいからです。“楽しむことを忘れない“自分のモットーを胸に、まずはサンポートに向けて、全力で突っ走っていきます!自分が前を向けるようになったのはGullsの皆さんに出会えたからです。だから、Gullsにいる以上、少しでもみんなの力になれるように、全力で頑張りたいです。

最後になりますが、大会関係者の皆様、遠征メンバー、応援してくださった皆様、写真を撮影してくださった九大の皆様、差し入れや見送りをしてくださった皆さん、そして、最高のおもてなしをしてくださった魏さん御一家、本当にありがとうございました

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