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かもめが翔んだ日

「ビッグフライ!オオカミサン!!」

大崎上島から約1万km、アメリカ西海岸カリフォルニア州にあるエンゼルスタジアムの実況はそう叫んだことだろう。

日本時間6月9日、花巻東高校が生んだ2人の怪物、菊池雄星と大谷翔平がついにメジャーの舞台で初対戦しましたね。結果は、3打数2安打1本塁打で大谷に軍配が上がりました。

「試合前から楽しみだった。他の選手と違って特別な気持ちもありますし、いつもより打ちたいという気持ちを強く持って打席に入ったので、いい結果になってよかったです」(大谷)

2人の怪物による“令和の名勝負”が幕を開けた。

その頃、瀬戸内海に浮かぶ大崎上島では、Gullsが生んだ2人の変態、大上雅弘と田邊稜志がついに今季初対戦。その勝負の行方はいかに!?

【第4回大崎上島HAPPYトライアスロン】

スイム(1.5km) 22:31

海岸線を横目に反時計周りに1往復するシンプルなコース。スタートは最前列の左側(イン側)に陣取りました。スタートと同時に集団を抜け出すと、目の前に青キャップ(リレーの部)の方が同じくらいのスピードで泳いでいたのでしばらくついていくことに。300mくらい泳いだところで、腕も温まってきたし、そろそろ自分が前を引こうと思って、前に出ました。もうすぐ折り返しのブイが近づいてこようかというとき、今までずっと僕の後ろでドラフティングしていた人が一気に右から追い越してきたと思って見ると、そこには光り輝く金色キャップ!この大会で金色キャップは1人しかいません。そう、地元広島のスーパースター福元テツロー選手!テツローさんについていこうと思いましたが、思いのほかテツローさんが速く、全然ついていけなかったです。折り返しのブイを回り、後半に差し掛かったとき、前を泳ぐテツローさんが僕が思っている進路よりもだいぶ右の方へ泳いでいき、パニック。最近視力が悪くなったのもあり(右目0.2、左目0.4)、一旦止まって方向を確認するも直近のブイでさえよく見えない始末。しかし、漢大上、自分の信じた道しか進まないので、テツローさんにはついていかず、目の前に誰もいない大海原をひたすら泳ぎました。おそらく大きく進路も逸れることなく、全体3位?でスイムアップ。ヒザ痛の影響でバイク・ランの練習量が減った分、スイムだけはちゃんと練習が積めていたんで、実力通りのタイムが出せたと思います。

バイク(41.6km) 1:14:23

1周5.2kmのコースを8周回。コース前半は向かい風で後半は追い風。前半は軽めのギヤでクルクル回し足に負荷がかかりすぎないように、後半は重めのギヤで回し風を最大限利用しました。平地区間はほとんどDHバーを利用しましたが、サドルが低かったせいか、太ももの前側がかなり疲れました。やはりDHポジションでは普段の姿勢と比べて足の可動域が変わるので、サドルは少し高めにしないといけないですね。大会1週間前にDHバーをつけて、DHポジションでの練習をまともにしなかったのがこの失敗の原因です。GullsOBの19キーマン氏、21高市さん、22中山さん、22福田さん、25大畠さんを颯爽と抜いて、バイクフィニッシュ。

ラン(10km) 42:44

3.3kmのコースを3周回。途中、クロスカントリーみたいなところや心臓破りの坂があり、面白かったです。1周目はピッチを上げて足がバイクモードからランモードに切り替わるのを促す。心臓破りの坂を下っている途中に顔が濃い人いるなーと思ったら、田邊でした。僕の想定では田邊に抜かれるのはもう少し後の予定でしたが、思いのほか速くて、がっくり。心臓破りの坂の麓で一青窈のハナミズキをギターで弾いている方の応援も虚しく、ここで田邊にパスされます。僕の心の中の一青窈が「どうぞゆきなさい。お先にゆきなさい」と歌う始末。2週目は足がランモードに切り替わり、徐々にペースアップ。ふふんふんふふん(ご機嫌の音)。地元の小中学生や大会スタッフの応援が心地よかったです。3週目は足も限界に近づいてきていましたが、応援に応えながら最後の力を振り絞り、ゴールへピョーン!

まさにビッグフライ!オオカミサン!!

結果は30歳未満の部2位(30人中)。田邊には敵わんかったけど、Gullsで年代別ワンツー獲れたのは良かったです。変態ワンツー。去年は29平野の雅君が年代別1位獲って、今年は30田邊が獲ったので、来年は01の誰かが獲るんでしょうか。それとも26大上の雅君がリベンジするんでしょうか。

今回はじめて参加させていただきましたが、参加費も安く、景品も多く、何よりたくさんの方々が応援してくださる最高にHAPPYな大会でした。

大会関係者の皆様、サポートの小雪ちゃん、あやみちゃん、習田くん、応援してくださった皆様、ありがとうございました。

5月のGW強化練が終わったくらいで、自分の実力のなさにイライラし、練習が本当に楽しくない時期もありましたが、この大会でまたトライアスロンが楽しくなりました。

インカレ枠をかけた争いは過去最高に熾烈になりそうですが、可能性が1mmでもある限り、頑張ってみようと思います。今年が学生最後なんでね。

“そのジャンプは何に届くのか?”

その答えは誰にもわからない。

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