国体レースレポート
こんにちは。インフルの方が楽なんじゃない…?と思うほど、昨日までぐったり感が取れずにいた28倉原です。少し元気になったので、国体の振り返りをします。
Total 2:23:54(40位/91人)
Swim 25:33
Bike 1:10:55
Run 46:01
Swim
人生初のポンツーンスタート。前列の端から6番目で、バトルに巻き込まれることもなく順調なスタート。近くに同じくらいの泳力の人がいたため、積極的にドラフティング。1周目は気持ちよく泳げて、想像していたより良い順位で上がってこれた。2周目は300mほどドラフティングできない時間が続き、きつかったが、その後はペースを落として先頭を代わってもらうなどして、後のことを考えながらレースを展開することができた。全体としては、良い意味で、今までのレースの中で1番頑張れたスイムだったと思う。
Bike
3人一緒にスイムアップをし、パックが組める!と思ったらアクシデント発生。バイクを押して走りながら、左足の指がつる…その反動でバイクに体が当たり、セットしていた輪ゴムも取れる…結局、つった指は回復しなかったので、飛び乗りは諦め、ゆっくり安全に乗車。「ダサいなー」と、思わずこぼれる苦笑い(笑)その後はとにかく必死で前を追いかけ続け、2人、3人、7人、9人と、どんどん集団が大きくなっていった。後ろから追いつかれることもなく、10人近く回収し、最後までローテに参加したり、時にはちぎったりすることもできた、という点では、かなり自信になった。一緒にパックを組めると思っていなかった速い選手とも同じパックになることができ、嬉しかった。ただ、上手な選手は減速しないままカーブを曲がり、そのままの速度で立ち上がりをするので、自分自身も何度もちぎられそうになり、カーブ周辺はかなり体力を消耗した。ローテも車間をぎりぎりまで詰めてくるので怖かったが、本当に無駄が無かった。自分とのテクニックの差を痛感したバイクだった。一方で、距離が41.4kmと長い中、インカレと同じぐらいのタイムで走れているので、今までで1番速いペースで行けたバイクでもあった。
Run
得意のT2はスムーズに進んだ。バイクの最後はランに向けて脚を回復させたつもりだったが、回復し切れておらず、脚が固まって全然動かなかった。5kmまではどうしようもないくらいきつくて、たくさんの選手に追い抜かれた。5km過ぎからはきつさを通り越して少し楽になったので、国体の雰囲気を全身で感じながら走ることにしたが、あまり良い動きはしていなかったと思う。ラスト1周は本当に力が残っていなくて、気持ちだけで前に進み、数人を抜いてゴールした。ゴール後はふらふらして立てず、目を開ける元気も残っていないぐらいに、本当に全力を出し切ってのゴールだった。
国体は、小学生で水泳を習っていた頃から憧れていた大会でした。予選から本当にたくさんの方に期待して頂いて、その分、自分の懸ける想いも強くなりすぎて、不安とプレッシャーに何度も押しつぶされた今シーズン、本当にたくさんの方に支えて頂きました。国体でも、熊本で唯一の初出場選手ということで、行動する時には常に誰かがサポートして下さって、ベテランの選手やスタッフさんからもたくさんのことを教えて頂いて…レース中はもちろん、その他の面でもたくさんのことを学んだ遠征でした。独特の雰囲気にずっと気が張ったままで、正直、あまり楽しむ余裕はありませんでしたが、とても貴重な経験ができました。一緒に行動したり、レース後にも盛大な懇親会があったりと、結束の強い九州ブロック。合宿などにも参加できていなかったことから、自分にとっては初対面の人が多く、少し置いて行かれている感じがして緊張し、関われた人数が限られてしまったので、これからもっと積極的に仲良くなっていきたいです。
茨城に向かう途中で、教採の合格発表もありました。結果を見て、良い流れで国体に向かうことができ、たくさんお祝いしてもらったし、アドバイスなどもたくさん頂くことができました。全体的に「楽しかった」というより、「きつかった」「勉強になった」という印象の国体でしたが、卒論、国体予選、教採一次、インカレ予選、教採二次、インカレ、教育実習、国体…と、休む間もなく大事なイベントがあった大学4年生で、国体では目標としていた45位以内を達成し、熊本代表の中で1番良い順位で帰ってくることができたので、自分で言うのもですが、ここまで本当によく頑張ったなーと思います(笑)大学ラストイヤーにして、部活も勉強も、今のところ全て良い形で締めくくることができているので、今年は本当に努力が報われた気がします。レースも卒論も、10月までは山場が続くので、この勢いでもう少しだけ頑張りたいと思います。
レース前後にはたくさんの方からメッセージを頂き、本当に嬉しかったし、とても励まされました。本当にありがとうございました。応援してくれる人が増え、今までとは違ったプレッシャーも感じるようになりましたが、その分、喜んでくれる人や達成感も増えていって、周りの人の温かさ・支えてもらえることのありがたさをより強く感じられるようになりました。今は、今日まで関わって下さった全ての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
あと1か月続く山場を前に、今は疲労感ややり切った感で先に進めずにいますが、ここまで本当に全力で駆け抜けてきたので、今は少しだけ休ませてください(笑)来週末の鞆の浦でも、必ず良い結果を残して見せるので‼(笑)
今回も長々と書いてしまいました…(^^;)
最後まで読んで下さり、そして応援して下さり、本当にありがとうございました!