2023西日本インカレレースレポ 「背中」
こんにちは、03樋口です。激動の1タームを陽向とともに乗り越え、熱い抱擁を終えたところです。まず初めにたくさん応援してくださったサポートのみなさん、先輩方、ボランティアのみなさん、他大会運営に関わって頂いたみなさん本当にありがとうございました。以下レースレポートです。
Swim 23’58(33)
女子のレースを受けて潮の流れ、バトルを最小限にしたく右側2列目を選択。スタートの号砲は聞こえずぬるっとスタートした。スタートダッシュしたつもりだったが人が多く体がぶつかって消耗した。真ん中くらいで第1集団らしき群を確認。第2集団の先頭のつもりで泳いだ。しかし、前に人がおらず(後ろにはいっぱいいたと思う)使わされたと思う。2周目の飛び込みで右目に水が入ってしまった。徐々に垂れてきて何人かに抜かされた。その度に少しドラさせてもらいスピードを上げる。3周目はほぼ単泳だったが最後の直線で玄武を確認した。感覚は悪くなかったので戸惑いはあったが、仕方ない。コーナーでインを取られ後ろでスイムアップ。中四国2位と3位!の声。給水は2回とも取った。
T1
走っていると頭がふらふらする。気分もちょっと良くなかったが、焦らないようにと思っていたところトランジエリア直前のコーナーで転倒。一瞬何が起きたか分からず動揺してしまい自分のところより行き過ぎてしまった。ウェットが心配だったが置いていく。飛び乗りは成功した。
Bike1’09’43(36)
ガルズにはランお化けがたくさんいるのでバイクまででできるだけ差をつけておきたかった。乗ってすぐジェルをきれいに!飲んだ。玄武との差は徐々に開いていく。岡Dにはあっけなく抜かれてしまった。後方を確認して中四国4-9位が団子状態であることを知り、さらに焦ってしまった。途中浩平さんと岩月が来たのでそこからは離れないように意識して漕いだ。周りに人も結構いたので完全単走よりは気が楽だった。6周目のジェルを飲もうとしたら固定しすぎたせいで半分くらいぶちまけてしまった。8周目の折り返しからランに備えるつもりでいたが前にでたいという気持ちが先行してかなり踏んでしまった(全体的にも踏み気味で漕いでしまっていた)が中四国4位でトランジエリアへ。飛び降りも成功した。
T2
特に問題なし。ジェルを片手に走り出す。小松さんから樋口いいぞ!粘ってけ!の声。よし行ける。
Run50’03(58)
すぐ浩平さんと岩月に抜かれるがペースは維持できそう。しかしはっさく屋の下り中ももに響く振動が痛い。下りきった直後あ、やばいと思うと立ち止まる程の激痛が走った。伸ばそうと足を前に出すともも裏もつってしまった。前に進めず、前だけ見つめていた。慎吾が後ろから翼、諦めんなよ!と言ってくれた。三枝、よしおさんに抜かれて9位、痛くても少しでも前にと思い歩き出す。深呼吸してゆっくり走り出し何とかエイドに辿り着きもらったしまなみウォーターをサングラス目掛けて顔面にぶっかける。飲めなかった。折り返しでボーダー近辺の選手とすれ違った。エイド付近の下りで大西に抜かれた。何か声をかけてくれた気がするが覚えていない。そしてはっさく屋の激坂を慎重にのぼるも、のぼりきる直前で両足全部がつってしまい叫んでしまった。のちに巨人化と言われることになるがそれどころではない。もう痛くて怖くてたまらなかったから呼吸も十分にできなかった。そんな時あやみさんとめいさんが落ち着いて、頑張って!と応援してくださり、何とか意識を取り戻して足を伸ばし、またゆっくり走り出すことができた。2周目のはっさく屋下りでちひろに追いつかれ11位になった。坂はペースを上げられないので離された。ちひろはここで千切るつもりでいるなと思い平坦で真後ろに追いつく。しばらく並走して折り返しで一気に抜かし返した。3周目の折り返しで橋本さんがすぐ後ろまできていた。走れている感じだったのでこのままだと抜かれると思った時すれ違いざまに、樋口!俺に絶対抜かれんなよ!!と鼓舞された。負けられないと思った。返事はできなかったが自分の中でラスト1周走り切ると誓った。(あとから05のみんなから3周目の樋口さんは表情が戻ってて安心しました、と言われた。)途中玄武、岡D、中山さんにも声をかけてもらい足を引きずりながら坂を越え、ラストの下りに入ってあやのちゃんたちが10位ボーダーです!と言ってくれたので足は軽くなった。最終コーナーで先にインカレ出場を決めた仲間たちに見守られながらゴールし、インカレ最終枠を獲得した。
Total 2’23’44(47)
みなさんの応援のおかげでゴールまで走り切ることができ、幸運にもインカレ枠をいただくことができました。2回目のインカレ最終枠です。去年のインカレ予選、自分にとって最も不利な状況で心が折れていた僕に橋本さんは、樋口はガッツがあるから大丈夫や、と言ってくれました。橋本さんとボーダーを戦えたことがとても嬉しいです。去年もセカンドランで足をつってペースダウンしている時にボーダー争いをしていた田邊さんに橋本さんと同じように鼓舞していただき、今年もたくさん応援していただきました。すごく背中を押してもらいました。僕も後輩たちの背中を押せるかっこいい選手になりたいです。心が折れそうな時切磋琢磨しあった仲間からの声は自分を奮い立たせてくれます。僕はこんな素敵なチームにいれて幸せです。幹部としてのインカレ出場を決めた今すべきことは、今回のレースで得た課題を洗い出し克服に努めることです。インカレに出場するみなさん、予選では背中しか見ることができませんでしたが全力で追いかけます。そして去年のインカレ・今年の予選の雪辱を果たしに行きます。
p.s.
レース前円陣を組み、ある偉大な先輩から任された声出しをしました。まだ先輩のようにかっこいいようにはできないけど、4年(長すぎる)かけて自分のやり方を見つけていければと思います。最後にその先輩が教えてくれた言葉を胸にインカレを戦おうと思います。
「Cool head, but warm heart.」
いや、こっちの方がいいか。
ガルズはあああああああ、、、カモメたちいいいいいいいい!!!!!
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