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2025最終決戦inオキナワ

  • 執筆者の写真: 29Gulls
    29Gulls
  • 2 時間前
  • 読了時間: 10分

おつかれさまです。06のです。こと藤井です。遅くなりましたが今回は11/16に沖縄で行われた日本エイジグループLD選手権のレースレポートです。人生初の沖縄・今年最後のレースレポ。長いですが年末年始のお供に最後まで読んでいただけたら幸いです。


【大会まで】

インカレが終わって、この大会がシーズンラストレースであったので気合が入っていた。それに自分の得意なミドルディスタンス・今回が第1回大会であったので目標を年代別優勝だけに定めてかなり練習を積んだ。オフに入ってから、少しの休息の後にスイム、バイク、ランとも去年と同様に自主練をした。特に、スイムは広大プールの関係上しっかり泳ぎこんだ。バイク・ランもかなり積めていた。10月初めには個人的にローラーを買ったので外乗りができない日は2時間以上、ローラーをした。バイク後のランを重視してジョグもその後に行った。その甲斐あってか、3種目とも過去最高の仕上がりで400TTは5分32秒、一週間前の10000TTでは35分45秒と自己ベストを大幅に出せた。ただ、今回のコースはアップダウンの激しいタフなコースだったので心配ではあった。それに沖縄は11月と言えども年中常夏の地。付け焼刃程度かもしれないが暑さ慣れも行った。スタートリストを見ると同じ年代別では韮澤選手、他の年代別では大石選手や石関選手などかなりの強豪選手が名を連ねていてワクワクが止まらなかった。


【大会前々日】

1週間前から台風の予報が出ていて、しかも到着当日に直撃の予報。ヤバいと思ったが幸運にも台風は消えてくれた。木曜日に実家に帰って1泊してから沖縄にとんだ。今回は広島空港からの便は埋まっていたので岡山空港からの出発となった。初めての飛行機で高所恐怖症の自分はビビりまくっていたがそんなにだった。飛行機の中では爆睡していたのであっという間に那覇に着いた。外に出た瞬間、とても暑かった。レンタカーを借りてレース会場へ下見をすることにした。会場のKINサンライズビーチは最近できたビーチということもあって、すごくきれいだった。でも、風がとても強かった。予報を見ても当日も風は強いらしくマジか、と思った。その後はバイクコースを車で下見して道の駅や金武ダムでたそがれていた。ホテルは会場から40分のところだったので夕食は道中で摂った。近くの大きなイオンモールで色々買ってからホテルに行ってその日は寝た。


【大会前日】

ホテルのバイキングで朝食を摂り、前日受付へ。細田雄一さんのアミノ酸講義を1時間くらい聞いて受付を済ました。福元テツローさんも受付に来られていて、少しお話をした。その後は試走をする予定だったが、気温が高く疲労が残りそうだったので車で入念にチェックするだけにしておいた。昼はキングタコスで食べた。明日はこの店の前を走ることは知っていたが、想像以上の坂でビックリした。この日は特に何もなかったので早く寝た。


【大会当日】

4時に起床。寝起きは可もなく不可もなく。朝食はおにぎり3個・バナナ1本・みそ汁・クリームパン・サラダチキン。スタートが8時だったので2時間前の6時にはつきたいと思って5時20分にホテルを出た。6時過ぎに到着したがトランジションエリアまでが遠かったので少し急いで準備した。バイクに空気を入れてボディーシールを貼ってトランジションエリアへ。ここでウエットスーツを車に忘れていたので急いで取りに帰ったせいでここからがギリギリになってしまった。セッティングは問題なかったが、アンクルバンド受け取りの1分前に何とかビーチに着いた。試泳はちょっとしたがいつもよりも少なかった。波は変わらず強く砂浜近くには海ブドウがいっぱい浮いていた。清水さんと一緒のウェーブだったので少しお話してスタート。


【レースにて】

《スイム:2㎞》27分50秒(12位)

同じウェーブの中間くらいからスタート。波がとても高くて最初はヘッドアップのタイミングが合わず苦しかった。ブイも見えないし蛇行してたらどうしようと思っていたがそんなに蛇行せず第一ブイに着いた。ここで問題が発生。ブイの外を回ったのにロープに腕が絡んでロスをしてしまった。横にいる人たちが邪魔だったので乗り越えて脱出。第二ブイと第3ブイまでは横波がひどく蛇行してしまった。自分を抜かしていく人は自分と同じウェーブの緑キャップがほとんどだったが、1分後にスタートしたKINトライアスロン第一ウェーブの青キャップもちらちら見えてスイム外したか?と思って1回目の上陸をした。でも、自分の前に見える人がどこのウェーブなのか分からなくなったので考えるのをやめた。2周目に飛び込んで、また波との戦いになって苦しい・海ブドウは絡まるのダブルパンチでいいことないなーと思ったので気分転換がてらヘッドアップをさぼって海底を見ることにした。すると、自分が想像していた沖縄のきれいな海のようにはっきり海底が見えて気分が上がった。沖縄の海の水は美味しかった。終盤になると今度は後ろのウェーブで周回遅れの選手が多くなって抜かすのが大変・海ブドウもいっぱい絡むのダブルパンチを再履修してしまったが一定ペースで泳げた。スイムアップしてからエイドですぐ水をかけてトランジヘ。坂だったのでキツカッタが息を整えながらウエットを脱ぐ。自分の年代は韮澤さん以外のバイクがまだあったのでエイジ2位でのスイムアップだった。

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《バイク:70㎞》1時間56分37秒(9位)

バイクは金武町内の4周回。飛び乗りはうまくできたがすぐ坂だったので上り切ってからビンディングを履いた。そこから海岸沿いを通ったが横風が強かった。景色はキレイだったけどね。そこからは坂との戦い。大通りに出ても地味に上ってるしキツカッタがケイデンスを一定にして漕ぐことを意識した。対向すれ違いの区間で前と後続との差を見ていたが韮澤さんはかなり前にいた。後続3番手は30秒くらいのところにいるのが見えた。自分の年代では自分と日体の奥間さん以外、みんなTTバイクだったので抜かれても何も思わないように決めていた。大通りに別れを告げてからは金武ダムまでの上り基調のコース。自分は坂に特に苦手意識はなかったので数人をここで抜いた。下りは少し踏んで登りはケイデンスを意識して走った。後続との差にビビりながらすれ違うバイクとヘルメットの番号を確認していた。ダム湖沿いに入って横風が急に強くなったときにハンドルがもっていかれて落車しかけた。落車だけはしたくないので1周目はスピードそのままで注意して走った。終盤は向かい風がひどく消耗を避けるためにエアロでいった。1周終わってみて、「これキツすぎるわ」が素直な感想。2周目に入って周回違いの選手が多くなって同じ年代別の選手を探すのは大変だったがナンバーが1桁かつ青なので何とか把握できた。ダムの登りに入って先導バイクがいなくなって「ヤバすぎだって」と思った。(レース後に聞いたのだが1周目の終盤で先頭は大石選手になったらしい)その後はペースを維持しながら順位を上げていきすれ違いでは後続は見えなくなっていたのでかなり離れたが前(韮澤さん)とは少し離れていることに気づいた。タフなコースではあったがバイクコースは景色がとてもきれいだった。バイクを漕ぎながらでも絶景を観れたのはよかった。もしかしたら相当いい順位かも?と思いながら周回を離脱してトランジヘ。飛び降りをして着地した瞬間だった。右脚のハムストリングを攣ってしまった。今回は攣る予兆なんてなかったのに何で…、と思ったがこうしてはいられない。攣ったところを伸ばして回復を待った。近くにいたTOには大丈夫か?と声を掛けられ心配される始末だったが、TOだけでなく観客からも声援をもらったので片足でもトランジへ向かった。バイクラックを見るとKINトライアスロンを含めてかかっているバイクは10台もなかった。脚の状態はバイクをかけてランシューに履き替えるときは大丈夫だった。置いておいたぬるいOS-1を飲んでアミノバイタルを持ってランスタート。この時点でスプリット7位。

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《ラン:22㎞》1時間36分25秒(11位)

金武町内の2周回。最初の坂を下って佐賀のTRISE(かいるかさんのチームらしい)の応援団を見つけたので、かいるかさんが来ることを伝えておいた。最初の4㎞位はバイクコースと並走なのである程度分かっていたので攣ったハムストリングに注意しながら4:05くらいでいった。バイクコースと別れた最初のエイドで前日のアミノバイタル講座でお話を聞いた(株)味の素の皆さんと細田雄一さん、アメリカ軍基地のキャンプハンセンの皆さんがいた。自分の名前と大学名をみんなが言って応援してくれたのがすごくうれしかった。そこを過ぎてからが地獄だった。因島をも超える急坂が自分の目の前にたたずんでいた。前を追うにはこれを乗り越えないとの一心で上った。とてつもなく暑かったのですべてのエイドで水をかぶった。坂を上り切った先には前日に行ったキングタコスの店があった。お客さんがタコライスを食べながら応援してくれた。そこから平坦が少しあって下りに。脚がピキついたが止まるわけにはいかない。後続はランでさらに離れていたので前を追った。周回終盤で韮澤さんとすれ違う。6分くらいの差があった。これ、追いつけるかな?と思いながら2周目へ。足裏が痛くなっても関係ない、前を追うんだ。海岸沿いのエイドでは地元の子供たちが水をかけてくれた。沿道の皆さんの応援はとても力になった。坂の前に来て前が全然見えなくても脚を動かした。でも、15㎞を過ぎて平坦に入ってからまた同じところを攣ってしまった。それだけでなく股関節周辺の筋肉も攣りはじめた。ヤバいと思って、少し歩いた。また走り始めてから同じところを攣るだけでなく下半身全体が痙攣をはじめてしまった。暑すぎて頭も回らなくなってきたが4:50くらいに落として走った。周回を離脱する前に1人に抜かされた。心拍は落ちてるのに走れない、もどかしかった。最後1㎞で神谷さんが後ろから来て、2人ともニヤニヤしながら勝負したが早すぎて坂で置いて行かれた。最後の坂を上り切ってゴールへ向かう。ゴールにはブルーカーペットが敷かれていた。アナウンサーはお台場の日本選手権と同じ人?で気分か上がった。それ以上にキツかったけど。最後は笑顔でゴール(顔は険しいけどね)。

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《TOTAL》4時間03分30秒:総合9位(20-24歳2位)

ゴール後は年代別優勝が取れなくてしばらく座っていた、悔しくて自然と涙が出た。その後はアイスバスに浸かって韮澤選手や大石選手、石関選手などゴールした選手と話していたが、どうもふらふらする・靴を脱ごうとして脚を攣って救護に連れていかれた。症状を伝えたら、ハイドレーションがかなり悪いみたいで体を冷やされ美味しいOS-1を5本飲まされた。ご迷惑をおかけしました。回復してバイクを持って帰ってからアフターパーティーへ行った。そこでいろんな人と話をしたり食べたりした。お腹が痛くてあまり食べれなかったから3100円の元は取れなかった気がする。ホテルに帰ってからは爆睡して次の日は観光をして帰った。ここに帰ってきて思うのは、西条はとんでもなくさむい。以上です。

 

インカレが終わって今回のエイジLD選手権に自分はかなり気合が入っていました。年代別優勝をとるためにオフ期間が明けてからも練習を多くしてきました。おきなわKINトライアスロンと併催の今大会は、コースなど見た目は同じと言えども自分はエイジLD選手権で年代別優勝をとるために頑張ってきました。優勝すれば実質、その年代で日本一なわけですから。それなのに一部の人にエイジLD選手権をKINトラと言われて、正直腹が立ってました(ここで言うことではないかもしれないけどあえて書きます)。それくらい、このレースにかけていました。

後半シーズンは収穫よりも悔しさを多く感じたレースでした(インカレ・エイジLD選手権)。今回のレースを終えてすべてのモチベ―ションがなくなってしまった1週間でしたがクヨクヨしていてはだめです。自分のデビュー戦の赤穂後のように悔しさが自分をより強くするので。大石選手や石関選手、韮澤選手などの超強豪選手と一緒にレースができて学んだことや今回のレースのために練習したものはきっとこの先につながるはずです。この悔しさを来年のインカレにすべてぶつけてチーム目標である、インカレ団体6位入賞に貢献できるように強くなります。

ODのレースを頑張りたいのが1番なのは変わらないのですが、自分はこれからもミドルディスタンスのレースには出ていきます。自分の性格上、好きなことを完全に封じることはできないので。権利が取れたら、また来年エイジLD選手権に出場しようと思います。それくらい、今レースはいいものでした。

 

今年のトライアスロンレースもこれでおしまいです。皆さん、また来年強くなった姿でお会いしましょう。それでは今回のレースレポはこれで終わりです。よいお年を。

 

 
 
 

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