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#36 2025観音寺インカレ

  • 執筆者の写真: 29Gulls
    29Gulls
  • 9月27日
  • 読了時間: 10分

03の岡田です。今年もインカレに出場させていただいたため、そのレースレポートです。まずは暑い中応援・サポートをしていただいた方々、本当にありがとうございました。タフなレースの中で、応援の声がとても力になり観音寺の過去2大会に比べたら応援、サポートの方々のご足労に応えることができたのではないかと感じています。ありがとうございました。

以下レースレポートです。

 

レースまで

今年はインカレに何もかかっていなかったし、何かをかけては自分を苦しめるだけだと思い気持ちの面ではあまりインカレに注力し過ぎず、気楽に望むことを心がけた。インカレのボリュームパックが自分の泳力よりも少し前にあること、1年間の環境的にスイム練ができやすい時期であることから7月~8月上旬はスイムの量を意識したスイムに振った練習をした。これまで、インカレはスイム力と言われながら、不安で他2種目もやって結局スイム練に振り切れていなかったが、今年はランが走れなくてもいい、同じ順位で終わるならランでたくさん抜くより、スイムのパックを1つでもあげてラン凡走の方がいいという思いだった。昨シーズン終わりからの1年間スイムのフォームの意識とか頻度とかは継続して行えていると思っていたので、このあたりで泳ぎこめば短期間でも泳力は緒がるのではないか、インカレで上がらなくても国スポ、認定あたりで上がってくればという目論見もあった。

 7月以降は比較的、スイムの状態は悪くなかったと思う。泳ぎ込みの成果か、中間泳で垂れることが少なくなったのが一番感じた効果だった。1500mは2年前よりも1分ほどタイムが速かったため、OWSが2年前よりも遅くなっているとは考えにくいことからも1分ほど速いタイムで上がれたとしたら、完走に向けては少しは余裕があるかといったところだった。結局バイク、ランはあまり調子が上がらず本場を迎えた。

 

レース目標

 20位以内、このためにはガルズ内の先頭パックでバイクが終わるようなスイムアップの位置、バイクのパックで展開してランは3:30/㎞くらいでランラップ10位以内くらいでは最低でも走らないといけないとは思っていた。

 

レース直前

 スタート時間が以前よりも早まっているため、割とレースまで短く感じた。あまり緊張はしなかった。少し頭が痛い気もした。スタート前の暑さ対策とかレース中の暑さ対策とか考えたが、暑さ対策という部分では対策が後手に回っていたように思った。

スイム 24:29(113)

左端の2,3列目からスタート。2年前は内側からスタートだったが、第一ブイでつぶされて呼吸が乱れてそこからズルズルと落ちていくのを防ぐため。玄武やよしおさんと同じ位置でスタートしたが、あまり意識しすぎると変な焦りに繋がってしまうので、あまり意識しすぎなかった。ただ、第一ブイまでの間で何となく玄武が前に行ったのは分かった。今年は年間通して最初前についていこうとして無理にペースを上げようとせず、落ち着いてきて徐々にペースを上げていくという泳ぎを意識している。その結果第一ブイ、第二ブイくらいまででかなり遅れをとった。第二ブイから岸へ戻ってくるあたりで創意らしき人を抜かして1周目の上陸では浩平さんが目の前にいて宝洋が飛び込むところだった。おそらく出遅れたのだろう。そこから2周目の途中から宝洋と合流して最後まで一緒に泳いだ。波が少しあり、波に対しても昔ほど苦手意識はなく、波がある中でも体をぶらさない泳ぎを練習してきたつもりだったが、波にうまく対応できなかったことが敗因の1つのようにも感じた。周りの選手を見た感じ自分が目指していたパックからは遅れているということが分かった。でもここで焦っても自滅していくだけだと思い、2年前の自分でも落車していなければ完走の可能性はあったため、落ち着いてレースを進めた。ここは少し成長した部分なのかもしれない。

 

T1

 スイムアップの時計を見たら23:30くらいだった気がする。2年前より1分以上は速いので、急ぐが心は焦らないようにした。トランジに入る手前あたりで玄武がトランジから出ていき、トランジ入ったくらいで岩月がトランジから出ていった。後ろにはよしおさんがいた。自分がトランジから出ていくところあたりで東海の宮下君がヘルメットを被るところなのを見た。宮下君を待ってから前を追えばいいかと思った。これを書いていて過去2大会は同時スイムアップした選手以外は前のガルズの選手を見かけた記憶がなかったので姿を確認できるくらいなら同じパックになれる圏内だったよなと思った。過去の経験が自分を消極的にしてしまった。

 

バイク 1:03:17 (59)

乗りだしからビンディングをすぐ履くまでに少しロスがあるので、一緒のパックの最後尾についていってスタートした。観音寺、インカレの乗りだしはきついイメージしかないので、少しでも早く落ち着けるようにした。3回目の中で前に見えるパックの景色は一番と近かった。橋を渡って直線に入ってから前の集団との差が明らかに詰まってきている。パックのスピードも悪くない。パックのみんなで前を追っていければ、前のパックと合流できると思った。バイクの強い宮下君も思っていた通り合流してきた。でも、今思えば前のパックとの距離的に宮下君は集団のペースを上げて追いつくというより、単純に踏めば追いつくみたいな感じだったように思う。そんな雰囲気を感じた。乗りだしはそこまで余裕がなく、奥の折り返しをかなり後方で折り返してしまった。コーナーを回って宮下君が自分のパックと前のパックの中間くらいまで、すでにいっていることに気づいた。やられたと思った。位置取りをミスしたなという思いと、スイム後の乗り出しでしっかりと踏めるだけのバイク力はなかったなという思いが入り交ざった。それから1周くらいは一番前とのパックとの距離が近い時間帯で、なるべく周りに声かけをして何とか前のパックに追いつこうとした。2周目の奥の折り返しは比較的前の方だった。自分が一番先頭になった時ブリッジすれば前のパックに追いつけるかギリギリの瞬間があった。そこで結局ブリッジすることはできなかった。前に行こうとして追いつけなかった時のダメージがかなり大きく残るのではないかと考えたためである。あの距離を追いつくということを考えると自分の得意な領域だったようにも思う。それでも自分に自信が持てるような練習を積めなかった。3周目あたりが前のパックに追いつくラストチャンスだったように思う。同じパックで回している時にまだ余裕がありそうな選手にまだ余裕があるか聞いて余裕があったら少人数で協力して前を追おうと考えたが、反応が微妙だったのであきらめた。そのあたりで前のパックに合流することは諦めて、なるべくパックのスピードを落とさないようにしつつランに向けて脚をためる方向に切り替えた。そこまで、脚をためようと考えることは多くないが、バイク後のランにそこまで自信がなかったのと、観音寺のランは他の大会以上にランで順位が変動すると分かっていたため。バイクパート後半は前のパックとみるみる差が離れて行き結局90秒以上開いた。だが、思いの他先頭パックとの差が開かなかった。後半は適宜、給水、補給をとることができた。立ち回りも折り返しの減速が速かったのでコーナー前で先頭にたったり、集団のスピードがそこまで速くなかったので、どこで折り返しても攣って脚が動かなくなってしまわなければ千切れることはないといったところだった。集団の人数とか集団が機能していたかどうか分からないがメインで回しているのは前3分の1、飛ばしながら回しているのが3分の1、前から落ちてきたり、後ろについているのが3分の1と主観ではそんなところだった。微妙なタイミングで前と間を空けてしまうところがあったので反省点。ラスト1周は少しペースが落ち、みな前に出たがらなかった。だいたい降車は集団内の後ろの方になってしまうが、そこまでスムーズにいったわけではないのに、集団の3番目で降車した。 

 

T2

 T2で痛い目を見てきたレースがたくさんあるので、T2は急ぎ目で。

 

ラン 38:05(28)

 ランはだいたい目標ペースに合わせて走るというよりは、主観的に10キロリラックスして走れるペースで走って後からタイムがついてくるイメージなので今回もその通りにスタートした。出力的にはいつもと変わらないがペースは上がらなかった。最初の1キロは3:37で3:30を目標にしており、ここから上げていけるかは微妙なところだった。ただ無理にあげようとしても体がキツくなるだけで、夏場のレースは自分が走れていないと思っても相対的にみたら走れてることもあるので、気を落とさないようには走った。ラン入りで80番くらいだったので、30人抜いても50位と思うと悲しかった。終始キロ4くらいのペースでピッチは上がらなかった。3周目でトップの浅沼選手に抜かれたので、そこについていきリズムを作り直そうと思ったが厳しかった。それができたらそれより前からもっと速く走ってた。奥の坂を登っあとのシャワーみたいなところで水量が多すぎてリズムが乱れた。大島拓人選手を途中で抜いた時、あのレベルの選手でもきついんだなと思うと気が抜けてしまい4:15/kmまでペースが落ちた。情けない時間だった。3年前はランまで行けたら泣いて走ろうかと思っていたが、そんなことはなかった。

 

総合

2:05:51 (50)

今回の結果にはかなりがっかりしている。この1年間、この2年間、この3年間何してたんだろうって感じです。

 

この1年間は自分の中では、やれることはある程度できた方だと思っていた。少なくとも昨年よりはできたように思う。

練習量は足りなかったと思う。下級生の頃や私立の選手たちよりも練習量で劣ってしまう部分は仕方ないとは思うがもう少し時間を作ることができた。

アプローチが間違っていた部分もあると思う。自分が嫌いな練習ややりづらい練習、マンネリ化していた部分など変えないといけない部分、変えないといけないと思っていて変えられていない部分があった。

練習以外でも至らない部分があったと思う。普段の生活とかそういう部分がきつい時には出てくると思うから。

 

今回はあまりいいところなしでしたが、観音寺で完走できたこと、良かったです。3年前に憧れ、目指してきた観音寺のランコースを走り、先輩、同期、後輩、お世話になった方々、多くの人に応援していただき目指してきた場所は間違っていなかったと感じました。心と体が無意識のうちにインカレに合わせていました。だからこそもっといい姿が見せたかったと思います。

 

2年前、同じ悔しい思いをした、三枝や慎吾の分までいいレースができたのかなと思います。03幹部で誰よりもインカレに強い気持ちを持って練習していた2人だったので、自分のことのように悔しいかったですが、あのインカレにかける姿を見てきたからこそ今回の05の完走があったと思います。ラン中はあまり応援に応える余裕はありませんでしたが、三枝と慎吾の応援には応えました。

 

2年前、同じ、完走最終パックでスタートしながら完走できなかったよしおさんと今回は同じパックで完走できて、嬉しかったです。トライスーツが違ったので、あまり同じパックだとは感じませんでしたが、ラストインカレをしっかり決める姿はさすがでした。

 

2年前、橋本さんカーでいつになく悔しそうにしていた浩平さんとまた観音寺でレースができて嬉しかったです。スイムの1周目、自分の前に浩平さんが見えてさすがだなと思いました。最後に浩平さんが戦う姿見れてよかったです。

 

 

人それぞれ受け取り方に違いはあると思いますが、自分は今回はチームとして負けた部分もあったように思います。悔しいです。確かにガルズのスイム力は上がっているのかも知れませんが、全国的に見れば後退しています。バイクも財前あんなに速く回れるんだったらあの集団走で千切れたらダメです。スイムダメならせめてランで取り返しましょう、そうでないとただスイム遅いだけの人になってしまいます。偉大な小松さんに月に1回くらい中山さんと玉麻さんがいる間にいい団体順位取らないともう取れないよ的なことを言われてました。確かにその通りになってしまいました。今年のチームは団体順位にこだわりがなかったので、難しい部分もあります。今年ダメだったから来年上を目指す目標を立てようと言うわけではありませんが、インカレを幹部のゴールとするならもっとインカレへの気持ちが出てきてもいいのかなと思いました。

 

ガルズ暦で言うと10月が1年の始まりです。心新たに頑張りましょう。

 

僕のgulls year ラストセットはパーソナルベストで駆け抜けます。

描くシナリオを憧れの人を少しでも超えられるように。

 
 
 

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