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長い目で、、

レース前日。

 

集合時間7:30。起床時間7:24。…あ、終わった。予定表には遅刻厳禁の赤色の文字が刻まれていたことが鮮明に思い出される。急いで玄武さんに連絡をして、自転車にかけ乗る。今日明日は絶対に遅刻してはだめだと昨年から学んでいたのにこの失態(昨年は宿泊先のホテルで寝坊)。文字通り叫びながら自分に罵声を浴びせながら学校に到着した。皆さん、本当に申し訳ありませんでした。遅刻連絡をしたのにもかかわらず、「道中気をつけて」と返してくださった玄武さん、温かい声をかけてくださった皆さん、ありがとうございました。

バイクコースの下見は廣本さんについていった。以前下見で訪れた時と風の向きが変わっていて、改めて下見して正解だった。本番もこのくらいのペースでいければ個人的にいいなと思える感じをつかめた。ランのコースも1周だけ行ってみたところ、やっぱりこのコースを3周はやばいなと感じた。前日から僕は大丈夫か??

こんにちは、04の大和田知樹です。初めてのオリンピックディスタンスのレースでした。ぜひ読んでいってください。

 

レース当日 スタートまで

 

集合時間4:50。起床時間は、、、3:08。やりました!とりあえずレース前に嫌な空気が漂うのは防げた。ハイエースでの移動。いつも運転してもらってありがとうございます。そろそろ自動車学校に行かなくてはと思っているここ数か月。

トライアスロンの大会に出場するのは3回目になるが、まだまだ試合までの流れがつかめていなくて、緊張した。入水チェックまでは、こうへいさんに倣って好きな音楽を聴いた。春茶の声を聴いて心を落ち着かせる。トランジションエリアのバイクのセッティングは入念に行った。周りの人たちお真剣にセッティングしている姿を見て、いよいよ始まるのだなと実感が湧いてきた気がした。ヘルメットで始まってヘルメットで終わるっと心の中で繰り返した。

レース開始までに何回もトイレに行った。前日の開会式で水を1リットルは飲んで寝るように言われたせいか、緊張のせいか。でも熱中症にはなりたくないので当日もたくさん水を飲んだ。

選手紹介で中山さんが始めに呼ばれて、すげーとシンプルに思った。海の水は底目で冷たくはなく、いい温度だった。スタート地点まで泳ぎ、大西らしき人の隣についた。場所は右寄りにした。自分はオープンウォーターでは左にそれがちだったからだ。後々この特徴が顕著に表れることになる。

 

レース開始

スイム(29:32)

 

スタートの号砲はほとんど聞こえなかった。急に前の方の人たちが泳ぎ始めて慌ててつられるようにして泳ぎ始めた。早くこの大集団から抜け出したいのでスタートダッシュは頑張った。少し落ち着いてきたら、自分のペースを刻み始めた。結局このマイペースで進んだことがいけなかったのかもしれない。初めのブイ付近で急に人が集中してごちゃごちゃになった。1周目は前に人がいたのであまりコースから外れることなく上陸まで行けた。上陸の時は一回ジャンプして距離を縮めてから走った。これは練習通りうまくいった。2週目初めのブイ付近でもまた人が急に集結してきた。泳いでいるときに周りに人が少ないように思ってもブイ周りでは思いのほか人が集まることはいい経験になった。おそらくこの2週目で多くの人に抜かされた。しかしマイペースを刻んだ。ここでついていかなかったのがよくなかった。ただついていける自信がなかった。第2ブイをまわってから第3ブイまでの道のりで、だいぶ左にそれていた。いや真っすぐだったかもしれないが、ヘッドウップをすると他の人たちはもっと浅瀬を泳いでいたのでそう感じただけかもしれない。少し右に向かって泳ごうと意識してもなかなか陸近くには行けず、波のせいなのか泳ぎ方が悪いのか少し遠回りをしてしまったように思う。3周目の第3ブイをまわるときに第1ブイを第3ブイと勘違いしてしまって、監視員さんに声をかけられた。これはだいぶ時間のロスになった。2週目まではちゃんと行けたのに、疲れが出たのだろうか。

全体的に、スイムはリズムよくできたが、もっと積極的にいければもっとよかった印象だった。最近の海連やOWSの練習でもあまりスピードが出せていなかったので、まずまずの結果というべきなのかもしれない。

 

T1

 


スイム後のランは普通にきつくて耐えた。自分のバイクまで来たところで一回ふらついたが、補給をとって回復するのを祈った。慌ててたためか、ゼッケンベルトをつけるときにレースナンバーの安全ピンが片方外れて少し焦ったが、まあ大丈夫だろうと思って、そのままバイクを取った。飛び乗りは失敗せずにできたので良かった。

 

バイク(1:22:55)

 


乗車する前にガーミンを押し忘れてしまったことに乗車直後に気づいた。しかし自分では途中で押すことができないので、周回数がちゃんと数えられるか不安で、バイク中はほとんど周回数を頭で繰り返しながらやった。どのくらいのスピードが出ているのかわからないので、これは大きなミスだった。試走の通り、やっぱり折り返しが怖すぎてとても慎重に回った。2周目で一回ふくらはぎがなぜか痛くなった。中盤あたりから腰が痛くなってきて足にうまく集中することができなかった。立ちこぎをすると少し回復することに気づいたので、ちょっとした上りで立ちこぎをして何とか耐えた。途中小嶋に追い越されて、いなくなったと思ったら、止まっていたのでどうしたのかと思ったらボトルを落としていた。なにやっとん。バイクで結構追い越されて、最後の方はだいぶ人が減っていて、ちょっと悲しかった。最後の2周くらいからオートバイが後ろにくっついてきて、これなんか抜かされたらやばいやつかもしれないと思って、頑張った。何のバイクだったのだろう。何事もなくてよかった。サポートの方の応援と周回数を数えてくれたのがほんとに助かった。ありがとうございました。

 

T2

 


ビンディングを脱ぐときに両足がつって、降車が全然うまくできなかった。トランジエリアでは水分補給とエネルギー補給をしまくった。

 

ラン(55:49)

 


サポートの方々の応援とともにランがスタートした。初っ端の坂で普通は絶望しそうだったが、試走のおかげで大丈夫だった。はっさくのお店を見つけてランが始まったことを再確認した気分だった。ランでGullsのメンバーと何度も出会って、元気をもらった。橋本さんの声掛けはほんとにうれしかった。泣きそうになるくらい心に来ました。給水は全部取ったが足りないくらいだった。給水所を目指して走る感じになった。折り返しポイントで05たちが応援してくれて、うれしかった。やっぱりはっさくの上りがきつすぎたが、坂の上の先輩方を目指して何とか上った。走っていると、最後尾のランナーがいて、さすがにこの人に抜かされるのだけは避けたい一心で頑張った。しかしながら、大会の最後のランは全然思うようにはできなくて、スローペースになった。完走を目指して、走り切った。ゴールの瞬間は、やり切ったというより、完走できた安堵の方が大きかったように思う。まだまだ自分のレベルが低いなと感じることになった。でも、完走した自分をほめてあげたい。

Total(2時間48分16秒!)

 


最後に

 

昨年入部してすぐの何もわからない時に初めてサポートとしてトライアスロンの大会を見たのがこのインカレ予選だった。凄い雨だったためにとても印象に残っている。あの大会に自分が出場したことはなんだか感慨深い。あの日の先輩方の雄姿が僕の目に焼き付いているように、05のみんなにも印象的な大会になってくれていたらうれしく思う。トライアスロンのレースは今からたくさんあると思うので、今年は多くの大会に出て、経験をたくさん積みたいと考えている。私はインカレ出場を果たすことができなかったが、そこについてどう考えるかは、竹村さんから言葉をいただいているので、自分は自分なりに成長していきたい。

 

この度インカレ出場を決められたGullsの皆さん、ほんとにおめでとうございます!インカレ本選まで調子を落とすこともあるかもしれないですが、このインカレで勝ち残ったことに自信を持ってほしいです。僕にとってインカレ選手はほんとにかっこいいです。インカレ選手を盛り上げていけられるように一層練習に熱を入れていきたいと思います。インカレ選手もそうでない選手も目指すところは一緒です。頑張ります。応援ありがとうございました!

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