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「Too Late To Die」

「橋本さんはどうしてここまで続けられるんですか?」

と04秋山に聞かれた。

 

その時は「悔しいから」と答えた気がする。

 

やめるべきタイミングなんていくらでもあった。

実際、何度も何度もやめている。

続けられているなんて言えたものではない。

 

何度も何度も再開しようとするのは、悔しいからだと思う。

引くに引けなくなってしまった。タチが悪い。

 

「たかが趣味レベル」だとか、「もうやめれば」だとか

「結果がないよね」だとか、今もどこかで散々言われている。

 

わざわざ苦しんで、馬鹿らしい。

周りの人はそう思う。自分はそう思っている。

 

「結果を出せ。結果で返せ。」と書いた紙をデスクに貼り付けた。

 

今日もなんとか過ごす。

 

結果を残したいと思う世界で、結果を残せるように。

 

 

 

 

お疲れ様です。

29の橋本です。

 

 

今回のブログの話題は二つ。

 

①  10/15 日本選手権観戦

 

これはGullsとして大きなトピック。

長いのでブログの前半に。

 

 

② 10/1 LAKE BIWA TRIATHLON出場

 

これは個人的なこと。自分との闘い。

 

 

書けることは書けるうちに書いておこう。

 

 

 

 

 

① 10/15 日本選手権観戦

 

30中山と現Gullsコーチの松浦さんが日本選手権に出場した。日本最高峰の、次元の全く異なるレースに挑む二人を応援したくてお台場に行った。きっかけはもちろんお二人の出場であるが、観戦に誘ってくれた人たちに感謝する。

2人には自分が敵うようなところは全然なかったが、2018、2019と苦しい時期を一緒に過ごし戦った人たちの晴れ舞台をこの目で見ることができた。松浦さんのレースをちゃんと見るのは初めてだったかもしれない。

 

当日は雨でひどく寒かった。お台場に向かう前には少し寄り道をして、同日に開催されたMGCを観戦した。会場には応援に29と30のほとんどが集まった。学生は自分と30田邊だけだったことに時の流れを感じる。

 

中山はこのレースを学生最後にすること、競技に一度区切りをつけることは、IRONMANの時から明言していた。このラストレース、自分が率先してFacebookなどで呼びかければ、もっと駆けつけてくださる人がいたのではないか後悔した。

 

 

 レースの詳しいことは、見ている限りでは書くのに限界があるが、自分の見たものや感じたことを書いてみる。これまで中継で見てきた景色の中を知っている人達が実際に駆けていくことに純粋に感動した。というのはシンプルな感想。

 

 

 先に書いた通り本当に寒かった。昨日は晴れていたのに、今日は雨と風が強く当たる。選手はトランジ準備やウォームアップもかなり大変だったと思うし、猛暑だったと聞いた国体から連戦の人は体感の気温差も酷かったはず。中山も松浦さんも国体選手。自分は立っているだけで寒さでガタガタに震えた。

 

 入水チェックか、ウォームアップか、海に向かう中山に、「頑張れよ」と一声かける。言われまでもなくても頑張るだろうけど。

 

 

 男子スタート時刻が近づく。

選手が並び、名前がアナウンスされる。

 

とうとう始まる。

 

 

 Swimはウエットあり。寒いしそれはそうだろうと安直に思う。ノンウエットの選手が何人かいた。Swimは一瞬だったような感じだ。スタートしたと思ったらもう先頭が上がった。誰もが気になるのは先頭との差だった。

 

2分もせずに松浦さんがスイムアップ。周りに人も居るからパックができる。何人かの集団が途切れて、30秒くらいで中山が来た。後ろに何人かいる。先頭と3分差。

「3分差ってどうなん。」

藤井(高知)にこの差がどうなのか聞くと、「ギリギリ」という答えだった。日本選手権経験者だから回答が早い。

 

 

Bikeコースに急いで移動。2周目の選手が続々と通過していく。松浦さんが通過。もう2周目か、速い。中山はパックができているだろうか。

 

中山が通過。数十秒先にスイムアップしたはずの人と2人。中山が力でゴリ押している、間違いない。自力で学生ラストレースの決着をつけるのだろうか。

 

ゆりかもめの高架下辺りでBikeの応援をした。奥の折り返しまでの行き来が見える。ビニール傘がひっくり返るほどの風が吹きつける。寒さで震えながら、やばいやばい、と言っていると「選手はもっとしんどい」と藤井に一蹴される。

 

 Bikeの途中からGullsと縁のある東北OBの方(宮さん)と一緒に観戦した。これまでの合宿などでのつながりが今もトライアスロンを通じてあるのは嬉しく思う(会場では九大や北大の先輩方ともお会いできた)。中山も松浦さんも、本当にたくさんの方に応援されていたように思う。2人が競技に向き合い、築き上げてきたたくさんの人とのつながりを沿道で感じていた。

 

 次々と選手がLAPされていく勝負の生々しさを目の当たりにした。日本最高峰のレースにはインカレとは全く異なる空気感がある。2人の位置と先頭との差を繰り返し測って見ていた。応援することしかできない。30北島の応援の声かけが独特で、少し面白かった。最終周、中山がボーダーに収まることをとにかく願う。宮さんの周回カウントがずれてて一瞬混乱する。

 

 先頭がRunに入ってもLAPされる可能性があるのが日本選手権。最終週で先頭との差が5分がギリギリだと聞いた。

 

今の差はどうだ。

 

松浦さんが通過、4分と少し。安全圏か。中山が通過。5分と少しだ。出せるだけの声を送る。もう一度この前を通る時、それがフィニッシュへの道が開けた時。通過できなければ、残酷にも中山の最後のレースが終わる。

 

 

 

数分経ったか、もう先頭のニナー選手が目の前を通過した。速い。Runコース奥の折り返しに向かう。松浦さんパックが通過。周回を終えた。中山が来るかどうか。

 

 

 

 

--- 来るか、来るか、

 

 

 

 

--- 来い、中山来い。

 

 

 

 

 

赤いバイクが見えた。

 

中山だ。中山が関門を越えた!

 

 

 

鬼のように踏み倒したに違いない。

必死の形相で自分たちの前を突き抜けていった。

 

 

 

学生最後のレース、

最大の関門を自力で突き抜けていく姿はとにかく最高だったよ、中山。

 

 

 

YouTubeのLIVE配信を見返すと関門を突破した直後の映像が見れる。

 

4:12:40あたりから。中山が小さくガッツポーズしている。

30北島たちが叫んでいる。

あの瞬間が蘇る。震え上がる瞬間だった。

 

 

 

 

次々に選手がRunコースに入り駆け抜けていく。順位が決まるRun。松浦さんは軽やかな走りに見えた。Gulls集団に顔を向けて通り過ぎて行った。苦しいとは思うが爽やかな表情に見えた。

 

中山が見えた。確かに走っているのをこの目で見れた。苦しそうだったがしっかり走れている。力強い一歩。全員が全員思い思いの言葉で応援しただろう。応援が後押しになるのなら声なんていくらでも出そう。

 

 

 

2019インカレ団体順位が付いた時から、中山にはこれまでにたくさんの景色を見せてもらった。見せてもらったもの全てが中山伝説そのものだ。このレースで一区切りと中山は言っていた。だから応援できるのもこれが最後だ。中山が見せてくれる最後の景色だ。

 

 

 

ランコースから少し急いでフィニッシュに向かう。最後までこのレースを見届けなければいけない。戦いを終える選手が次々に来た。

 

 

松浦さんがフィニッシュ。

中山がフィニッシュ。

 

 

 どんな表情をしていたか思い出すことができない。フィニッシュゲートの前でハイタッチをした。祝福と労いを込めて手を伸ばした。Gullsの2人の日本選手権が終わった。

 

 

 凄いものを見たなぁ。ただそう思った。

 中山は“有終の美”の完成形のようなラストレースだった。

 松浦さんはまだまだここからということで引き続きよろしくお願いいたします。

 


レース直後の集合写真。ここまで本当にお疲れさまでした。

(30は団結感も含めて最初から立派な学年だった。卒業まで見届けたい。)

 

 

レース後は上の写真に写る人たち全員でダイバーシティのフードコートに向かった。ハンバーガーとコーラを手にし「これ飲み放題なんすよ」とコーラお代わりに向かった中山はいつもの自分たちの知っている中山だった。ついさっきまであんな激闘をしていたと思うと不思議で笑ってしまった。

 

 

 

 

中山も松浦さんも結果でも行動でも、Gullsに示すべきことを示してくれた選手だと思う。わざわざ書くまでもないのかもしれないが、自分はそう思っている。

 

後輩たちには脳裏に焼き付けておいてほしい。普通でないレベルに到達した選手が二人も近くにいたということは当たり前ではない。

 

今の現役生はあまり知らないかもしれないが、日本選手権に出ることは普通じゃない。完走することはもっと普通じゃない。

オリンピック選手も出場する日本最高峰のレース。挑んだのはプロではなく、同じ大学の大学院生と会社員。勉強もあるし仕事もある。インカレで上位に食い込む中山が完走ボーダーとなるレース。Gullsエースの中山が。

 

大袈裟に書きたいわけではないし、脅したいわけでもない。選手二人は嫌がるかもしれないが、この凄さ、凄まじさを現役生には知っておいてほしいなと思う。

 

どのような過程を経て、どのようにここに辿り着いたのか。

 

どのように上を目指すか、どこまで上を目指すか、それは選手によって様々だ。しかし、今の現役生たちは例え一部でもあっても、目標を目指す姿勢、そしてその覚悟をすぐ近くで見ることができたと思う。

 

自分は日本選手権どころか、インカレ出場も叶わない、三流、四流選手かもしれないが感じさせてもらえたことはたくさんあった。二人には心からの祝福と感謝を送ります。

 

 簡単に真似できるものではないからこそ一流といえる。さすがにあのレベルまでは、、、と思うのが正直なところ。だが、あんな姿を見せてもらった。

 

 「じゃあ自分はどうするか。」

 

意識でも姿勢でも、どんな形のものであっても、自分のステージ、自分のレベルに落とし込めるものが、考えれば考えるだけあるのだと思う。

 

 

 

応援に行くことができて本当に良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

② 10/1 LAKE BIWA TRIATHLON 出場

 

 

ここからは日本選手権から2週間遡って自分のレースレポートを書く。

 

 

<レースまで>

 

8月半ばからメンタルがよくなかった。とにかく耐える日々だった。9月初めのインカレを見て奮い立つところは確かにあった。(戦った選手は自分を卑下せず、まずは胸を張ってほしいと思う。)何か変えようと思って、バリカンを購入し、髪を刈った。9月中旬に広島で学会があったが、博士課程進学の理由での一つもあったし、これに向けてはきちんとやれたと思う。

 

IRONMANの後に書いた前回のブログでは以下のように書いていた。

 

「ミドルは初。IRONMANを見てロングのモチベーションが跳ね上がった藤井と2020年の渡良瀬(チームTT)ぶりに一緒にレースに出る。最近までの練習習慣を継続し、少し強度を上げた練習も含ませながら、レースの日を迎えたい」

 

 書くまではよかったが、できたことよりもできなかったことの方が多すぎる。言い訳しようと思えばあれこれ出るが、すべて甘えの一言で片づけられるようなものかもしれない。

 

Swimはアクアスロンくらはし以来何もせずに当日を迎えることになった。練習しないと、と思いつつプールに一度も行かなかったことは反省すべきだ。これだから強くならない。甘い。

Bikeは8月末からレース当日までにZwift (ローラー)1800分(30時間)を目標にした。IRONMANぶりの練習再開となった。強度は無視し、とにかく漕ぎ続けることを意識した。平均パワーは150W前後。学会を機に練習リズムが崩れ、計1110分で目標は未達。甘い。

Runはこれまで通り。学会中も朝に10kmを2度行えたあたりは、レースに向けて意識を高めつつあったと思える。しかし、9月はjog後の歩きも含めてギリギリ100km。甘い。

レース1週間前に微熱が続きだし、練習をストップ。色々と疲れが出たのか、というところだが、体調管理できないのがそもそも甘い。

 

 

 

<レース前日>

 

 今回の遠征は高知の藤井と二人。この遠征をひどく楽しみにしていたらしい。全日程通じて自分の機嫌の上がり下がりがひどかったから、居心地はよくなかったと思う。申し訳なく思っております。

 

 13時半くらいに会場について選手受付。その後20km弱バイクに乗った。漕いでるときはよかったが、その後の身体のダルさや呼吸時の肺のスカスカ感が寝る前まで続いて不安になった。

 

 藤井には「完走できればいいや」「楽しみたいな」「5時間切れれば万々歳」と言っていたが、正直に言えば順位も記録もそれなりに狙っていたし、藤井に勝ちたいと思っていた。

 

 

 

<レース当日>

 

スタートは6時半。5時過ぎには会場に着いたが、雨が降り、肌寒く、準備に手間取った。IRONMANの経験からアームカバーとレッグカバーをスタート前に付けた。この肌寒さなら自分には必要だと考えた。トランジ準備はエリアが閉まるギリギリまでかかってしまった。忘れ物がないか何度も見た。

 

6時までの入水チェックを済まし、スタートまで30分待機。ウォームアップは上xxとスーツのチェックと水につかる程度しかできなかった。

 

以下、レース内容。

 

Swim (1.5km) 28:34 (74)

T1 3:37

Bike (80km) 2:18:22 (85)

T2 3:09

Run (20km) 1:36:23 (78)

Total 4:30:05 (60/559)

 

 

・Swim (1.5km) 28:34

 

30分切れたら万々歳だと思っていた。レースは全選手一斉スタート。左回りのコース2周回。右外側の前目からスタートした。遠浅なためスタート位置付近も浅い部分がところどころあり、スタート早々、立ち上がって歩く人もいる。この辺りからイライラしてしまっていた。激しくはないが妙な窮屈感があった。何度も何度も左後ろから上に乗りかかってくる選手がいたので声を荒げてしまった。

 

 できるだけぶつからないよう気を付けたが、そもそも泳力がないため集団を抜けられない。ブイ周りで左肩をつかまれて、押さえ込むようにされた。ぶつかったとかのレベルではない、明らかに意図的だった。同じ事を仕返した。全くいい気はしなかった。選手としての自分がひどく惨めに感じた。

 

 スイムアップの前も浅くなっていて、立ち上がった選手で壁ができてしまっていた。もうどうしようもないので、自分も立ち上がり、選手をよけ、足を上げて少し走った。これが一番きつかった。

 

 手元の時計で目標の30分は切れたが、後味の悪いSwimだった。

 

 

・Bike (80km) 2:18:22 (85)

 

 前日の苦しさは全くなかった。もしかしたら結構漕げるかもしれないと期待を抱く。平均35km/h超えるではないかという十分な入りだった。80kmは長くはないが短くもない。少し強気で行くことにした。周回コースに入るまでは人も少なく走りやすかった。自分が何番目なのか全くわからなかった。しかし、TTバイクには負けたくない。

 

 バイク中は何度か雨が強く降った。あんなに雨の中でもコースに立ち、レースを作ってくださる運営やボランティアの方々、応援してくださる方には感謝しないといけない。声をかけてくださる方にはできるだけ手を少し上げたり頷いたりして反応した。

 

 周回コース2周目あたりから急に混雑し始めたが、基本的にキープレフトが守られていて、危ないところはあまりなかった。抜くときは抜く、抜かれるときは抜かれる。「楽しくいきましょう!」と声をかける審判の方の声かけであまりカリカリせずに済んだ。しかし、コーナーの手前で強引に前に入ろうとする選手をいくらか見てしまったのは危なかったし、イライラしてしまった。

 

補給は10km~15kmを目安に取った。雨で暑くなかったのであまり喉は乾かなかったが、意識して定期的に飲んだ。60kmあたりで少し疲れを感じたが、大したもことはなかった。総じてスピードの出やすいコースで平均速度34.6km/h。速報順位を見たら71位でバイクに入り、71位でバイクを終えた。抜いた分抜かれたという結果だ。3種目で一番上出来と言えると思う。平均35km/hに届かなかったのは課題としておきたい。

 

 

・Run (20km) 1:36:23 (78)

 

 Bike終盤ではRunにあまり不安はなかった。が、走りだしてみると足の出が鈍い、重い。上がりきれていない心拍に妙なダルさがある。練習以上はできないことを悟ったが、100分、平均5分/kmは切りたい。もうしぶとくやるしかない。しかし5時間どころか4時間半あるぞ、という希望が体を動かす。

 

 4kmを5周回。ランに入って初めて藤井とすれ違ったが、およそ半周の差がついていた。10分近くあるだろうか。自分とすれ違う時だけだったのかもしれないが、楽しそうに軽やかに走っていた。この時既に負けを確信して悔しくて仕方なかった。藤井から見た自分の表情はひどく暗そうだったと思う。藤井の声掛けにうまく反応できなかった。

 

 2kmごとにエイドがあった。雲が晴れ、気温が上昇する。やりきれないほどではないがBike時との体感温度の違いが体力を削る感じがあった。エイドは止まり、確実にとった。水もかけた。アームカバーとレッグカバーがここにきて邪魔になる。4‘30ほどのペースが徐々に落ち、腕時計で5’00を見たときからが絶えどころ。ラスト1周で足が何度か止まったが、目標地点を所々で定め、足を進める。ギリギリの4時間30分が見えていた。

 

周回コース分岐点近くにIRONMAN Cairnsでお会いした方がボランティアとして声をかけてくださっていた。最終周に「これで終わりです!」と伝えた。フィニッシュゲートが見えてやっと終わるという安堵も束の間、SEIKOの時計は4:30:00を示していた。混乱し、絶望した。

 

平均4‘49/km。一番コンスタントに積めたランは上振れもしなかったが下振れもしなかった。残りわずかで歩いてしまったのは間違いなく自分の弱さ。

 


写真は藤井のお母様より。競技中、名前を呼んで応援していただいたこと感謝いたします。

 

 

<レースを終えて>

 

・Total 4:30:05 (60/559)

 

 いらない5秒があった。5秒なんて削れた場面はいくらでもあったのに、これが自分の甘さだ。藤井とは16分以上の差がついた。競技力の弱さ、精神力の弱さ、弱さの際立つ結果。悔しくて仕方ないが、これまでの過程を振り返れば、これ以上求めることもできない。何もせずして、口ばかりで求めるのが悪いところだ。

 

 練習していないSwimラップが最も順位がよかった。どの選手もあまり練習できていないんだろうと思った。複雑な気持ちだ。BikeもRunももっとできた思うところが山ほどあるが、その時の限りを尽くした。また作り直したい。

 

 総合順位は各種目順位を上回る結果だったのはよかった。秀でた種目はないが、バランスよく耐えたといったところか。これが長所だと思う。結果だけ見ればちゃんとトライアスロンはできている。

 

前日には「今のサトシに負ける気がせん」と藤井に言われた。これは悔しかった。自分がずっと変な咳をしていたから弁明するが、万全な状態でもそう思われていたと思う。自分なら負ける気がしない、負けられない、とそう思う。結果としても16分以上の差として明確になった。

 

この大会のコンセプトは「全員主役」だったが、個人的には主役と言うにはほど遠い。弱さが、甘さが浮き彫りになる、惨めさが際立つレースとなってしまった。

 

 収穫もあった。競走意識がまだあるということを認識できたことだ。楽しむこと、オンリーワンを目指すことに重きを置くにはまだまだ早い。隙間でもなんでも、入り込めるところには食い込みたいものだ。虎視眈々と。

 

 

25歳以上29歳以下はなかなかの魔境。

来年27歳。やりがいは十分ある。

藤井くん、また勝負してください。

 

 

 

 


 

 

 

 

今日も自分との勝負の真っ只中だ。

まずは自分のステージで闘う。

地に足をつけて、やるべきことに真っ向に向き合う。

 

どこに行っても周りは強者ばかり。

 

結果を追うために、過程を作る。

 

近い将来、何かを成し遂げた時、成し遂げられなかった時、

その時に新しい何かを感じられることに期待をしている。

 

 

 

やめる時期を見誤ったか。

 

いいや、そんなことはない。

 

やめるにはまだまだ早すぎるだろう。

 

 

続けてきたからこそ、見れる景色がある。

続けてきたからこそ、感じることができるものがある。

 

 

 

今日は土曜の黒瀬練に参加した。

およそ2年ぶりだっただろうか。

車で行ったのは、まだまだ甘えがあるな。

メニューは後輩たちのおかげで完遂できた。

 

 

 

2023.10.21​29橋本サトシ

 

 

 

 

 

 

p.s.

 

2023.7.16アクアスロンくらはしのレポートを7月末に書いていましたが、提出していませんでした。その時書いていたものをそのまま投稿していただきます。

 

3か月でメンタリティーががらりと変わっているのが分かります。

 

11月号のルミナにてレース後のコメントが載っていました。

「ルミナデビューですね」と玉麻からLINEが来ました。ありがとう玉麻。

 

 

これからもブログは不定期に勝手に書きます。

よろしくお願いいたします。

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