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この旅が終わると,次の私が始まる

  • 7月21日
  • 読了時間: 7分

こんにちは,05山本です。今年はブログを書くと決めているのでささっと書いていきます。


先日,7月19日にアクアスロンくらはしSタイプに出場しました。大会最長距離でスイム3800m,ラン42㎞のフルアクアスロンです。


Sタイプの存在自体はかねてより認知していました。日本でここだけではないかとも言われています。日本唯一?,真夏,アップダウンしかない,と甘美な響きの言葉が連なっています。


もちろんのこと,もともとは出るつもりはありませんでした。というより出る理由があまりありませんでした。バラモンキングでロングには挑戦するし,暑いしケガしたらいやだなとか思っていました。


ただ,5月末ワンチャンバラモンキングに出られないかもとなっていました。まあインカレあるし,ポジティブに考えようと思っていた矢先に見つけてしまいました,Sタイプの追加募集の案内を。

(Sタイプ自体は人気なのか,締め切りを待つことなく早々に定員に達していました。)


5月22日,昼休みにFacebookを眺めていると3分前に投稿された追加募集の旨の投稿があがってきました。すでにエントリーしている人を対象に先着順でタイプ変更を受け付けると。30秒くらい考えましたが,急いでAタイプにエントリーしたのちにタイプ変更を申し込みました。あまりに衝動的ですが,モタモタしていては人生チャンスを取り損ねますよ。


ついでにバラモンキングでないだろという理由でトビシマスロンもエントリーしましたが,結果的には全部出場する頭の悪いレース日程になりました。


今年は6月がちゃんと6月で,これは余裕かもとたかをくくっていたらここ数日でちゃんと日本に夏が来ました。急すぎて困っています。

練習ができたりできなかったりであっという間に月日が経って当日を迎えました。



<レースプラン>

過去のリザルトを見てタイムをイメージした。バラモンでは3000mを50分くらいで泳いだので,1時間5分くらいで上がればよいと考えていた。ロングのスイムは気を張って泳がなくても自然といい位置に上がれるので非常に楽しい。あまり心配していなかった。


ランに関しては,42㎞をどれくらいで走るか悩んだ。直近の雨の影響でコース変更があり,例年よりイージーなコース設定になったといえど,島特有の坂があって何より暑いことには変わりない。暑いことが心配だった。バラモンキングは4’30/kmで走ったので,暑いがバイクがないことを考えて今回もこれくらいで走りたいと思った。


当日は3時50分に起きて,4時半には出発した。5時40分には会場に到着し,車はほぼ停まっていなかったが,受付に行くと選手やボランティアの方で結構にぎわっていた。選手受付をして,のんびり準備していたらすぐにいい時間になった。アップしている人も多くいたが,ロングのアップはスイムなので割愛。



<Swim>(3800m) 1’03’04 (2)

500+200+500の三角形3周回と+100mの往復。ブイはGPSを測位してリアルタイムで位置補正をし続ける想像以上のハイテク仕様だった。


海の底が見えるくらいにきれいで魚が泳いでいた。プールのような凪。入水の飛び込みでみんな歩いていたのでイキって先頭で入水してしまった。気持ちよく泳いでいたが,中間のブイは外から回るところ内から回ってライフセーバーの方に戻るように促されて後ろの人に追いつかれた。沖から陸に戻るときに前が全然見えず,少しウネウネしたと思う。ずっと後ろについていた人に愛想を尽かれて前に出られた。泡を頼りに追いかけたが,微妙に差は開き続けた。上陸のビーチランでまた追いついたが,すぐ抜かれ,何もないまま終わった。


トランジはいつもの癖か,まだ元気はあるせいか,つい急いでしまう。橋本さんに先は長いから急ぐな的なことを言われて,気持ちゆっくり準備した。冷えピタを貼ったはるととも話した。



<Run>(42km) 3’19’38 (1)

コースは島一周の約42㎞。例年通るはずの林道(山)は雨の影響で不通となり,迂回する形となった。(イメージとしては,大三島でマラソンする感じ?)

トランジをあとにし,ロードバイクに乗った伴走の方と合流してスタートした。Sタイプは一人ずつに自転車で伴走してもらえることになっており,非常に心強かった。最初の1,2kmで前の方を抜かして先頭に出た。さっそく坂がいくらかあり,ここからどれだけ登らされるのかわからないので控えめに入った。伴走の方がかなり話しかけてくれる人で,Sタイプは初めてだということを伝えると,かなり詳細にコースの解説をしてもらえるようになった。


「あの先の集落までは平地だよ」

「こっから1㎞くらい登りだけど,さっきよりは楽だよ」


などと,かなりローカルな有料級の情報を常に入手できた。常に話しかけてくれるから,応援はまばらな場所でも全くさみしさを感じない。話せる程度に余裕はあったので,相槌を返しながら進んだ。


おおよそ2㎞おきにエイドが設けられていた。いつ来るのかわからないSタイプの30人のために待ってもらっていると思うと,すべて止まってしっかりもらった。バナナや梅もいつもマラソンだとスルーするが今回はもらった。言える限りのお礼を伝えてまた次のエイドに向かった。途中すれ違いざまのクルマの窓から応援してくれる人もいて,とても嬉しかった。


20㎞を過ぎたくらいから暑くなってきた。序盤は時間が早かったのと意外と木陰が多かったこともあり,そこまでの暑さを感じていなかった。

何かあっては困るので,エイドごとに冷えたアクエリを2杯は飲んでいたが,冷えたのかおなかが痛い。暑いのか冷えたのかよくわからないまま,トイレには絶対に行きたくなかったので飲み物はうまく調整した。凍ったパウチのアクエリアスも用意されていたので,それを手に取って走りながら首や顔面を冷やし,溶けたら飲むを繰り返した。ごみ箱は用意されていなかったので,次のエイドで捨てようと紙コップやパウチのごみをもって走っていると,伴走の方がいつもごみをもらうといって回収してくれた。


それだけでなく,アクエリは自分の好きなタイミングで呼んでくれたら回収するといっていただき,エイドでもらったアクエリが少し溶けてぬるいものだと,それを見かねてあとから凍ったやつをもらって交換していただくなどと,手厚すぎるくらいにあれこれと気にかけていただいた。何回目頭が熱くなったかわからない。


Aタイプのコースと合流してからはあっという間だった。結構きつくなっており,坂はゆっくりと登るので精いっぱいだったが,下りと平地でしっかりとリズムを作った。誰かガルズはいないかなと思っていたが,Bコースの折り返し,ラスト4㎞地点で玉麻さんとすれ違った。ほどなくして抜かれてしまい,つく隙を与えないまま消えていった。


伴走の方にラストの丘を教えていただき,そこから気持ちペースを上げた。会場はもう見えており,たくさんの沿道の人に声をかけてもらった。最後の最後,松林に入る手前で伴走の方と別れた。あまりに突然の別れでお礼も簡単にしか言えなかった。フィニッシュを前に元気が出たのでスピードを上げてフィニッシュした。


<Total>4’22’36 (1)

いい大会でした。胸を張って言えます。

他のタイプに出たことないのでそこは何とも言えないですが,Sタイプは最高です。

コースはタフで暑くてしんどいです。それでも食わず嫌いせずにぜひやってほしいですね。



この大会はサポートが本当に手厚く,感動します。

バラモンキングのサポートもかなり感動しましたが,また別のベクトルで感動があります。島の反対側で次はいつ来るかわからない選手を待っているエイドの皆さんには頭が上がりませんでした。

伴走の方には,1人ずつランの最初から最後まで休みなしでついてくださいました。

カレーもかき氷も手作りで本当においしいものばかりです。

関東から参加される方も多くいらっしゃり,不思議でしたがなんとなくわかりました。




「この旅が終わると、次の私が始まる」


これは毎年の青春18きっぷのキャッチコピーの一つで,とくに気に入っているものです。

どこかに行く,何かに挑戦することで,良くも悪くもいろいろな意味で「次の私」が始まっています。


18きっぷもそうですが,今あるものが次もあるとは限りません。バラモンキングはその最たる例です。

くらはし,Sタイプもいつまであるのかはわかりません。

なくなってから後悔するのでは遅いので,考える前に動きます。



いろいろ書きましたが,くらはしは帰省する価値があるレースです。

そしてあの伴走の方にお礼を言いたいのでまた出たいですね。



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