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インカレレースレポート 2023

まず初めに暑い中サポート・応援してくださった方々、本当にありがとうございました。インカレのスタートラインに立つまで、サポートの方々の支えが無ければ万全な状態でレースに臨むことはできなかったですし、応援して下さる方々の声・メッセージが無ければ自信を持ってスタートすることはできなかったと思います。本当にありがとうございました。


レース12か月前

2022のインカレはバイクの周回コースに入れずに終わった。悔しかったが自分の泳力やその時の調子を考えれば当然の結果であった。ラップされてから中山さんや小松さん、平野さんの走る姿を見て来年は団体メンバー入りすることを目標にした。

インカレ後はスイム力を伸ばさなければ何も始まらないため4泳法の練習とスカーリング、水中ドルフィンキック、クイックターンの練習を中心にほぼ技術的な練習のみを行った。そのかいがあってか、とある日100m×15本をやっている時の8本目くらいでキックの水をとらえる良い感覚を得てキックが少し速くなった。


レース11か月前

幹部が始まった。招待されてエントリー費なしで出場した福山ミドルと補助が出ると聞いて出場を決めた渡良瀬スプリントはスイムで今までついていけなかった選手について行けるようになっていた。渡良瀬スプリントでは同じスイムアップで上がった選手たちのパックに乗れず20km単走をした。その時にT1で余裕をもってはダメだと常に言い聞かせて練習・レースに臨んだ。


レース10か月前

幹部が始まって自分は言葉で引っ張れるタイプではないためラン練では必ず自分が先頭で走ること、抜かす時に声を掛けることと決めて臨んだ。冬~春にかけては調子も良く、実行できていたような気がする。この辺りは余裕があって3種目とも調子は良かった。特にラン練は垂れる気がしなかった。


レース9か月前

10~12月は3種目とも順調であった。4週間を1サイクルとして3週間強度を上げていきつつ4週目で強度を落としTT、実力チェックのメニューを行い記録もまずまずであった。幹部の仕事も練習メニューを工夫できたり、少しドリルを入れれたりとおそらく1年間の中で良くやっていた方だと思う。


レース8か月前

03幹部代での3大目標の一つであるカーフマンに向けて1月ではあるが、ランバイクはスピードを少し重視した練習を行った。トランジの練習や集団走の練習をこの時期に少しでもできたのはプラスになったと思う。カーフマンに向けて購入したマグネットパックル付きのヘルメットによってトランジの苦手意識は解消された。苦手意識が解消されただけであり、苦手なままであることは情けない。


レース7か月前

カーフマンは自分の思っていたよりも良い結果であった。ドラレースにでて初めてしっかりと集団走をした。ペースが速くなかったため適度に余裕をもって回すことが出来た。コーナリングは相変わらずであった。自分ではうまく対応したつもりが一緒のパックだった方にコーナリングもっと頑張った方がいいみたいに言われて少しショックだった。


レース6か月前

カーフマン後からは調子を落とした。バイクはグスピ合宿である程度強度を乗ったことと引き足を使うことを覚えたことそれに冬場スマートローラーでパワーを見ながら踏む力をつけたことで一つ段階を上げることが出来た。スイムは停滞していたが、東北合宿で泳ぎ込んだことと上半身の使い方、ドローインの大切さを何となく分かって400TTでベストが出て、短水で行った1500TTでは5月より3分以上速くなっていた。これは泳ぎ込みによってターンが向上したという可能性もあるが。

デュアスロンの世界選手権に出られることになり初の海外ということで準備が割と大変だった。この辺りから楽しさを感じていた幹部の仕事に以前のような楽しみは感じなくなっていたような気がする。


レース5か月前

授業が始まり、海外に行く準備だったり、レースに向けての調整であったり、合宿もあったりで割と大変だった。これは自分のキャパが小さいだけだとは思うが。トライアスロンは3種目あるのである程度練習やそれ以外のことを要領良くやる必要がある。世界選手権の方は慣れない環境の中まずまずであった。日の丸に書いてもらったメッセージと日曜日にいろいろな人に付き合ってもらったデュアスロン練が活きた。そういえばミックスリレーの時1本目のバイク5キロを前のパックを掴むためにほぼ踏み足で行ったのだった。靴下を履いたままとはいえ危なかった。


レース4か月前

世界選手権後は大学入って一番体調を崩した。復帰からインカレ予選までの3週間の調整はトライアスロンやってきた中で一番納得するものであった。この辺りから幹部始まって周りを見ようと思っていたことが自分中心になってあまり周りを見れてなくなっていたような気がする。


レース3か月前

インカレ予選が終わりインカレまで3か月となった。昨年とは違い取り組み次第ではこの3か月でスイムはもう1段階上げることが出来ると思っていた。最重要視してきたドローインと呼吸の時間を短くすることによって左手で水をしっかりとらえることが出来るようになり1500TTでは22分台で泳ぐことが出来た。スイムのタイム、総合的なタイムや練習の感じを見て完走、個人の目標の達成は不可能ではないと思いつつOWSに自信が無かったためうーんという感じであった。


レース2か月前

蒲郡や日和佐では思ったよりいい順位が取れたがスイムで出遅れて、バイクで取り返し、ランで取り返すというインカレでは通用しないレース展開であった。梅雨の時期から暑さ対策として3日に1回は最低でも汗をかく練習を行った。ラン練では体の冷やし方、冷やさすタイミングを意識した。


レース1か月前

7月下旬くらいからよく分からないが1年間インカレを常にイメージして練習してきたが、そのイメージがあまり湧かなくなってきていた。あとこの期間スイムはもっと死に物狂いでやるべきだったと思う。1か月前に観音寺に試走にいったことと九大合宿でインカレのイメージは徐々についてきたがあまり余裕はなかった。


レース2日前

ランの刺激1000m。タイムは2分54秒だった。最近は刺激入れというよりも調子のチェックという意味で2日前に1000mを行っている。タイム、動き、余裕度考えてランの調子は悪くない。スイムは前日に泳ぐ予定が無かったため、水をとらえる感覚を良くするのとボディポジションを良くするドリルを行った後、スタート、中間泳、スピードアップを意識した計750mのインターバルを行った。23分台でのスイムアップを目指し1‘35/100mに特にインカレ前はこだわり何とかそのペース感覚を掴めて来ていた。午後からはレース会場の試走を行った。路面で注意するところや折り返しの幅、減速はどの位置くらいがいいかなどバイクはそこまでスピードは速くなかったが入念にした。ランはビルドアップで最後キロ4切るくらいまで上げることが出来た。起伏はあると言っても広大外周くらいだし今年はラン10キロ走るイメージ、レースプランも立てられていることにほんの少しだけ去年より進歩したと感じた。レース前は木曜日の夜から意識的に炭水化物多めの食事にしていて昼ごはんのうどんは人生の中でも5番以内に入るくらい美味しいうどんでだった。夜ごはんの焼肉かとうの定食も安定で美味しかった。今回は5日前くらいからウオーターローディングには中硬水がいいらしいので少しお高いが水は選んで買った。


レース前日

昨年の反省を活かし午前中にバイクランを軽く行った。バイクは前日の刺激でレース想定のペースで行った。単走で40キロ以上をいつもより軽い力で踏めていた。ホイールを貸していただいていたことが大きかった。これはせめてインカレいい結果出さないと合わせる顔がないと思った。おそらく悔しながら完走ボーダーでのスイムアップが予想され、バイクの調子は悪くないためある程度自分もパック内で回していかないといけないと考えていた。午後からスイム会場を見て開会式へ向かった。夕食を終えてインカレ選手同士で旗にメッセージを書いた。チェーンオイルを塗って10時45分頃に就寝した。


レース当日

5時45分起床。朝食はいつも通りおにぎり×3、オレンジジュース、サラダチキン、バナナ、スローバーでレースまでおにぎり、カロリーメイト、バナナ、ゼリー飲料などでつないだ。今回は暑さ対策に特に重点を置いた。首元を冷やすことと氷を手にもって置くことを行いテントやハイエースなどの比較的涼しいところで過ごすようにした。去年より日差しが強くないこともあったが、レース前に暑さは気にならなかった。アップは昨年はローラーを使ってアップを行ったが普段やっていないことをやる必要はないと思ったのでいつも通り体操、jog2キロ、動きづくり、ダッシュを行った。心拍の上がり具合や可動域もそこまで問題はなかった。トランジエリアで少し空気圧が気になりもたついてしまったせいでスタート前あまり余裕がなく急いでチューブ、ドローイン、体幹の刺激入れを行った。入水チェックはいつもより入念にできた。膝の位置の確認とスカーリング、ドルフィンキック、バタフライを行い、ダッシュを行った。位置的に給水が近くにあったため選手紹介が行われている時もこまめに水分を取ることが出来た。


スイム 25:51(121)

スタート位置は一番内側で玉麻さん、翼、岩月、慎吾とほぼ同じ位置でスタートした。自分より少し泳力の速い人の後ろについてバトルを最小限にすることと、内側の方が少しラインが間違って内側に入ったり、バトルがきつくて内側に逃げたりしたとしてもブイ回りまでのロスは少ないと考えたためこの位置取りをした。

スタート直後は多少腕が回しづらいなどあったが激しいバトルはなく、スタート直後はスピード、ピッチ上げて泳いだが、第1ブイ回りは混雑するため無駄に体力を使わないように落ち着いて泳いだ。第1ブイのところで岩月が前にいた。第1ブイ過ぎたあたりくらいから集団は落ち着いてきて軸をぶらさないように泳いだ。2周目、3周目でペースを上げていけるように、パックをしっかりつかめるように1周目から出し切りすぎないことを意識した。玄武、よしおさん、こうへいさん、慎吾あたりが泳いでいる途中に見えた。何とかこの辺りみんな同じくらいで上がれれば完走できるか、もしかしたらみんな切られてしまうかと思いあまり落ち着かなかった。体感的にペース少し遅いかなという感じだった。心の中では2,3週目上げていこうと思っていたがうまくいかなかった。集団泳、泳ぎながらのペース変化に対応できていないのは以前からの課題であり克服しなかったところが悪い。2周目の第1ブイ回ったあたりで集団が縦長になったタイミングで前にうまくついていけなかったことでバイクのパックが一つ変わった。2度目のスイムアップでよしおさんが前にいたため何とか離されないようにした。3周目ラストは少し前に人がいたためその人に追いつくみたいでペースを上げた。

T1

スイムアップしたところでタイムを確認すると25分ジャストくらいだった。計測地点がどこかは分からないが25分がボーダーだと思っていたため、とりあえず少しでもトランジで前にいこうと思った。こうへいさんが目の前にいたためビーチランで追いつき前追って行きましょうみたいな感じで声を掛けた。トランジエリア出るのはよしおさんとこうへいさんと同じタイミングだった。谷本さんに前15秒くらいに集団があるよと言われたので、その集団につけるかそうでないかが完走ボーダーになると思って全く後ろのことは考えずに折り返しまでに何とかその集団に追いつこうと思った。


バイク

スタートはほぼほぼオールアウトくらいで前を追った。よしおさんとこうへいさんと一緒にいければという感じだったが最初は少し間があいていた。カーブ曲がって前の集団と割と差があった。今考えれば簡単に埋められる距離ではなかったが、追いついて完走できるか追いつけず切られるかどちらかだと思っていたため踏み続けた橋を超えたあたりで、バイクが強い聞いていた同志社の山本君とレース前に一緒のパックになれたらと話していた東北の高井さんと自分が知っている内でもバイクの強い選手が2人いたのでこのパックで何とか前に行こうと思った。2列集団走が始まりかけてスタートから踏み続けていたのもあってシューズを履きつつ一旦落ち着こうと思った一方で45km/h以上出ていてまだ全員で回す感じではなく、ここで積極的に引いて前に行こうと思い右に入ってローテしようとした。その前に自分が一番後ろになるタイミングが合ったらシューズ履いていたかもしれない。前に行こうと思って強く踏んだら足が滑って落車した。


結構痛かった。ボーダーだと思っていたため落車した瞬間も無理だなと思った。10秒くらいたってから03幹部の目標である全員完走を思い出して、立ち上がろうとしたができなかった。幹部で決めた目標を一瞬でも一番最初に諦めて、一番最初に破ってしまったことが情けなく、悔しく、申し訳なく、自分に腹が立った。2回もインカレに出させてもらってバイク周回にすら入っていないのは何なのかと思う。


チームとしては団体入賞という目標を達成することが出来、03の中では玄武と翼が完走して充実したインカレであったと思います。もちろん悔しい思いをした選手もいると思いますが一緒に頑張りましょう。今回インカレに出られなかった選手もインカレのレースを見て色々感じたことあると思います。何かしらのその想いを忘れずに頑張っていきましょう。


かなり悔しいです。次頑張ります。

近々またブログを書く機会があるみたいなので、書き残したことや残りの書きたいことはそこで書こうと思います。

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