インカレ予選レースレポート
レースまで
4/22,23での因島強化練から右膝~太腿に違和感が生まれ、特にあの激坂のあるランコースでの練習を消化することができなかった。そこからGW強化練最終日までバイクランの練習ができなかった。春休みの練習がいい感覚だっただけに辛かった。GW明けから少しずつ練習開始。調子が良かった春休み終盤と比べると全体的に7割くらい。スイムの全体練の頻度が少なく、泳力の低下を実感した。大事なレース前に調子を落とすという去年の失敗をしかけていたのが情けなかった。ぎりぎり持ち直せたのはいいが、すぐ最近が全盛期だったのでその時と今の状況を比較するとやりきれない気持ちだった。
当日。6.5時間睡眠。レース2時間弱前からランのアップ開始。いつもラン練でやっている奴と動的ストレッチ。その他アクエリを約1L、OS1を1本、ゆめタで買い占めた三角カステラ、4個に減った薄皮あんぱん、アミノバイタルを補給。虫歯不可避である。そして、レース三日前からのウォーターローディングで開会式終わりのアドバイス通り尿を透明にした。芍薬甘草湯、補給はos1にmag-onを混ぜたものを用意し脱水と攣り対策をした。
Swim 24:29(40)
左側、真ん中より前側の列でスタート。スタートまだかなとスターターの方を見つめながら待っていたら突然スタートした。想像しているよりスタート時のバトルは激しくなく、すぐに自分の目の前にスペースができ、自分のペースで泳げる!と思った。女子のレースの通り潮の流れを考えてやや左側を意識して泳いだ。しかし、潮の流れが女子のレースの時と逆になっており、内側に流されてしまった。周りを見てもなんかやたらみんな外側泳いでいるなと思ったが沼っていたのは自分の方でした。自分はまっすぐ泳いでいると勘違いしたまま、前の人についていこうとせず、長いなあと思いながら泳いだ。前の人についていかないのが大きな失敗だった。あと、ブイ回りが下手杉で周りの人にどかされながら回っていたという印象があった。プルの感覚もプールスイムよりかなり雑でOWSを克服できていないことを実感した。5月は泳ぎこめてなく、練習をしないと競技力がすぐどん底に落ちる自分の悪い癖がでた。3周目開始時、岩月と浩平さんを見つけてショックだった。そのまま後ろに着かれた。玄武は見えないくらい先にいた。岩月を目の前にしてスイムアップ。
T1
創平から6位という声。目標(中四3位以内)通りではない。ウェットの袖が全然脱げず、もたもたしまった。トランジエリアで下半身を脱ぐと内転筋が攣りそうになった。おかDもいて戦慄した。
Bike 1:10:45(44)
絶対にドラ、落車しない。心肺160中~後半で漕ぐ。バイクのレースプランはこんな感じ。失敗点を挙げておくとDHバーをつけるのが直前になり、練習もフィッティングもほぼしないままレースを迎えてしまった。効果は多少なりともあったが最大限に使いこなせていなかった。また、落車したくないためかどちらのコーナリングもかなりゆっくり、勢いのないまま曲がった。前に見える岩月、浩平さん、翼を抜いてやろうという気持ちでバイクスタート。2か3周目か忘れたけど、岩月を抜く。多分余力あるなこれと思った。レース中盤、他大学の人が抜いてきたと思うと一定の間隔で前に出られ、その後は自分の巡行ペース以下で漕いでいた。ペースが安定せず漕ぎにくかった。2,3回スプリントして置き去りにしたかったが結局ついてきて抜いてまた同じことをしていた。ドラしたくないという意思があるので僕の方からずるずる落ちていった。誠に勝手な憶測だが自分とパックを組むつもりだったのかと思った。立ち回りも含めた実力不足を痛感した。馬鹿正直に単走してよかったのか今でもわからない。後半もDHバーの調整不足も含めた練習不足でどんどん垂れていった。途中、岩月にも逃げ切るぞと声をもらい、抜かれた。声かけたのに超ダサすぎいいい。1分以上離された。
T2
靴を履き始めたときに三枝のアナウンスが聞こえた。焦りは禁物だがやばいと思ってしまった。内転筋がピクつき、アカンと思った。
Run 42:41(37)
1周目、小松さんに「(順位的に)余裕があるから落ち着いて行け」という風に声掛けをしていただき、その言葉通り心肺を安定させて落ち着いてスタートした。心肺を落ち着かせたのはいいが、レース開始前からランまでに取った補給が多かったからかもしれないがお腹の圧迫感が止まらなかった。それと、スイムアップ時の両前腿の攣る感覚がランになって浮き彫りになり後ろとの差を考えると不安が拭えないスタートダッシュだった。最初のアップダウンを終えて右折した瞬間、攣った足を庇いながら立ち止まっていた翼が目に映った。スイムパートとして1年半ずっと一緒にやってきた相棒。どうか逃げ切ってくれと思い、声掛けをした。その前後で1kmの通過。3:38であれれ?これは持つはずないなと思い、ペースを緩めたかった。しかし、緩めるというより垂れる感覚でペースを落とした。その後のペースは4:10~4:20。ブリック練での坂走は割と理想通り走れたが10kmとなるとそもそものジョグ不足で体が動かず、ペースも微妙。2つ目のアップダウン。下り終えて創平、宝洋、真衣ちゃんの応援を見つけた。その3人がいるところで折り返そうとすると「そこじゃないです」と言われてしまった。寺田交差点。正しい折り返し地点で折り返すとよしおさん、三枝が迫ってきた!坂のきつさに心の余裕がなくなっている中、よしおさんに抜かれる。想定内だけど中四順位が下がるという事実がプレッシャーになった。このままじゃ三枝にも…と思っていた2周目奥のアップダウン後、ここから三枝との運命的♡な共闘が始まる。追い抜いてきた三枝に体が反応し、そのままついていくことになった。頑張っていこうと声掛けしてくれ、それに応じて自分も食らいつく。体はボロボロなのに食らいつける。三枝が力を与えてくれた。3周目の始めのアップダウンでよしおさんに追いつく。よしおさんも一緒に着いてきてくれた。すれ違う時見たボーダーとの差も広がったはず。よしおさんが徐々に離れていく。三枝と自分が互いをペースメイクしていく。スタート側から見て手前のアップダウン後、三枝が停止した。瞬間にペースが下がったような気がした。自分は声をかける余裕がなかった。でも奥側の登りあたりで復活。尋常じゃない精神力だ。最後の下りに差し掛かった時、三枝がペースアップ。田邊さん、尭さんの声援ももらいスパート!下り終えるあたりで一度抜く!そしてゴールまで一番ヒートアップした皆さんの応援をもらい、抜かれ→抜き→抜かれ→最後は・・・・・・・・・・・・・・
Total 2:17:56(34) 中四国6位
1秒差で三枝に競り勝ち、奇声を発しながらゴールした。っしゃー!とかではなくアアアッーーーーー↑↑↑みたいな。三枝とランニングデートしていたところはそこを映像化して自分で見てみたいくらい楽しかった。ゴールしてすぐは嬉しくて仕方なかった。去年の予選、チーム最下位からインカレの枠を取ったということで、競技をしてきた中で一番の快感だった。しかし、リザルトを見てすぐに、3種目とも自分の目標としていたタイムを全く出せなかったこと、近畿の厳しい枠内のタイムに全く通用していなかったことがとても悔しいと思った。今更かもしれないが、特にスイムは400の記録的に23分切るくらいでスイムアップしなければならないと思った。バイクももっと早めにDHバーをつけて練習し、ドラ?してきた人をうまく振り切って69分を切れるくらいでバイクを終えたかった。ランでは自分はエネルギー切れや脱水になりがちだからと言って補給を取りすぎたせいでずっと腹が圧迫されたままで内転筋も攣って理想の状況で走れていなかった。現状の泳力、バイク力、トランジ力でインカレに臨んでもlapされる可能性が高い。インカレで戦い、団体入賞を目指すチームの力になれる実力ではないと思った。ただそこで、自分はまだまだ・・・と消極的にならず、インカレに出させて頂く立場なので自分が幹部目標に貢献するんだという覚悟と、応援・サポートして頂いた方、インカレ出場が叶わなかった方から期待され、応援される選手になるという自覚を持って残り2が月半練習を継続していきます。
最後になりますが、応援、サポート、仕切り、計画、そしてこれまで練習をしてくださったGullsの先輩、後輩、同期のみなさん、本当にありがとうございました!皆さんなしでは僕は目標をインカレの枠を取ることはできませんでした。いつも皆さんに支えてもらっている分、インカレ本戦では廣本が出てよかったと思えるよう行動で示していきます。
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