俺の夢は 終わらねえ!
- 29Gulls
- 2023年6月8日
- 読了時間: 5分
僕も早いようで大学院2年生の年だ。これから訪れる、すべての行事に「学生最後の」という頭文字がつく。「学生最後のGW」は立命館大学におじゃまさせてもらい、合宿に参加した。GullsのためにGullsの強化練に参加するかとても悩んだが、自分に貪欲に、やりたい方を選んだ。学生最後という頭文字が僕を後押ししてくれた。合宿に参加した結果としては、スイム練はメニューを完遂することすらできず、バイクランも絶不調に終わり、ボコボコにされて帰ってきた。ただ、その時の悔しさは確実にその後の原動力になっている。
3月の認定記録会でまさかまさかの13級を獲得し、インカレBシード権を獲得した。唯一の懸念点であるメカトラによってインカレを逃す可能性もなくなったため、今回の西日本インカレは自分の為というよりも、応援に来てくれた人たちのために、見に来た価値があったと思ってもらえるようなレースがしたいと思った。
レース結果
Total 1:58:59(1)
Swim 0:21:10(15)
Bike 1:01:42(1)
Run 0:36:07(2)
西日本インカレ 優勝!
Swim 21:10(15)
普段は呼吸を左側でするため、呼吸のたびに選手の位置を把握できるように右端の方からスタートするが、女子のレースを見て序盤外側に膨らんでいるように思ったため、左端(内側)からスタートした。号砲直後の抜けだしがうまくいかず、ゴーグルの中に水が入り、脳内にスイム終了のお告げが来た。1周終わって上陸したときに前との差を確認。数十秒前に集団があったが、その後ろに単独で泳いでいる人がぽつぽついたので、そこを回収しつつなるべく集団に離されないようにともう一度奮起した。単独になると泳ぎの感覚はよくなり、何人か抜いてスイムアップした。400mのタイムが同じくらいな人と30秒くらい離されてしまったので今後の課題である。
Bike 1:01:42(1)
トランジエリアに入ったところで立命館大学の牧田選手を確認。トランジを巻いて彼のすぐ後ろでバイクスタートした。特に奥の折り返しから戻ってくる方向が気持ちよく走れ、スイムの出遅れは一瞬で回収した。3週目くらいで先頭に立ち、そこからは後ろとの差を広げるよりはランのために余力を残しつつ淡々と走ることを心掛けた。奥のUターンだけ怖かったのでアウトインアウトを意識して慎重に曲がった。何回か「ごめーん!!」と言いながら割り込んでしまった気もする。譲ってくれて本当にありがとうございました。ほぼ目の前の道路しか見えていなかったが、応援の声だけでどこに誰がいるかは分かった。応援の人がいるところまでをモチベーションに頑張った。沿道の人たちの応援に反応したかったが、慣れないフォームで変なことをしてこけてしまっては元も子もないので自分の走りに集中した。総じて2週間後に向けていいイメージでバイクを終えられた。
Run 36:07(2)
トランジを終えて走り出した瞬間体が軽く、「これはいける」と思った。先導自転車の方が、ランコースに行った人ならわかるであろうあの激坂を決して高くないであろう自転車で、しかも電動アシスト等の補助なしで、自転車を左右に振りながら懸命に引っ張ってくれる姿に感銘を受けるとともにちょっと心配になる、くらいの余裕はあった。肝心の走っている自分の感情としては、4月末に因島で練習会をしてランコースを知ってから部の練習でもブリックランで坂走を取り入れた練習を行っていたため、そこでの慣れがあってかあまり脅威に思わなかった。これに関してはおかDのメニュー作成に感謝。2周目に入ってからはGullsの選手もランにどんどん移っていき、抜くときやすれ違ったときにできる限り声掛けをした。3周目に入っても後ろとの差があまり変わっていなかったので勝利を確信したが、団体順位があるので最後まで全力で走り抜けた。

最後は何かのアカウントのトップ画面にしようかな、とか思いながらしっかり松浦さんのカメラを見てフィニッシュテープを両手に持った。
我ながらかなりキマったゴールだと思ったが、松浦さん曰く一番キマっていたのは2年生でインカレ出場を決めた大西だったらしい。彼を僕ら世代のGullsで例えると、いじられキャラでみんなに愛されているところやガッツ力の高さ、どこかしらルックスも北島鉄平を彷彿とさせるものがある。自分がグループで練習の声掛けをした時にもよく来てくれるし、実力的にもインカレボーダーの争いに食い込んでくるとは思っていたが、しっかり持ち前のガッツで出場を決めたのはさすがだと思う。
インカレ予選がオリンピックディスタンスで行われたのは大学2年生の双海トライアスロン以来だった。その次の年から関カレの様に西日本もまとめて予選をやろうということになり、西日本インカレの開催が決定した。しかし、それからコロナ、コロナ、豪雨(によりデュアスロン)と3年間上手くいってなかったところで今年は尾道の因島で行われることとなった。待ちに待ったオリンピックディスタンスでのインカレ予選であることと、我々の本拠地である広島での開催はとても胸が熱くなった。そんな記念すべき大会で優勝できたことは感無量である。来年以降も後輩たちには頑張ってもらいたい。
初めての因島での大会を企画、運営してくださった全ての人に感謝したいです。ボランティアの子たちも朝の女子のレースから自分たちのレースまでずっと給水の係をしてくれたことには本当に頭が上がりません。
今後もインカレの観音寺、関カレの那須塩原のようにこの西日本インカレも因島が定着づいて欲しいなと思います。
応援に来てくれた方々、サポートしてくれた方々、本当にありがとうございました。少しはいいレースをお見せすることができましたでしょうか?インカレでもこの調子で皆さんが興奮するレースをできるように頑張りたいと思います。
選手の皆さん、全員無事完走、大きな怪我もなく無事に終わって本当に良かったです。
インカレ出場を決めた人もそうでない人も次の目標に向かって頑張っていきましょう!
橋本さんがブログで書かれていたように、次は人生初の海外レース。しかもIRONMAN。
最初に言ったように今年は学生最後の年。こんなにトライアスロンに打ち込めるのもおそらく今年が最後。だからこそいろんなことに挑戦する。おそらく今回の挑戦は今までの自分にとって最も大きな挑戦。どうなるかは未知数だが、現状に満足せず挑戦あるのみ!
俺の夢は!!!
終わらねえ!!!!!
おわり。
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