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俺はメンヘラが好き

こんにちは、07の宮内です。初めてのレースレポートとなるので暖かく見守っていただけると幸いです。拙い文章ですがお付き合いいただけると嬉しいです。


今回は初めてのレースということでできる限りの準備をして臨みました。翼さんや修吾さんのアドバイスを参考に、一週間前から炭水化物中心の食生活にし、水曜日から練習量を落とし、金曜日からウォーターローディングを開始しました。(全部もどき感はあった)前日は初めてのハイエース移動で、先輩たちが盛り上げてくれていたので楽しく過ごせました。夕食には討ち入りそば(初めて知ったが願掛けっぽい気がして選んだ)を食べて、ヤクルト1000を飲み0時には就寝。目覚めもよく調子はいい感じで本番を迎えました。

 

<swim>30’57

まず入水する際に左足の親指裏を切ってしまった。ランやバイクが心配になったが、走り切る覚悟をもう一度固めた。スイムがスタートしてから、思っていたよりも接触が激しく大外に逸れて泳ぐ事になってしまった。プランではみっちゃんについて行くつもりだったが、見失い更に近いペースの人もおらず単泳となった。足を残すためにプル主体で体を大きく使って泳いだ。単泳がとても不安だったが、逆にヘッドアップが増えて周りの人が膨らんでいるコースを泳いでいるのをブイまで直線気味で泳ぐように修正できたのは良かった。 

スイムアップ時、07内5位だと聞いて予定通りだと安心したが、タイムを見てこれは追いつけないかもしれないと少し絶望した。バイクは死ぬ気で踏むしかないと思った。

 

<bike>1’11’07

トランジでみっちゃんを見送っていたのでまずはみっちゃんを追いかけた。想像よりも序盤で抜かすことが出来た。そこからは本当に必死で踏んだ。下ハンを握りしめケイデンスを意識して全開で行った。途中の先輩方の応援が力になったが、晃樹と敬心の背中が遠く、泣きそうで仕方なかった。差し込みが来て足は千切れそうだったが、何とか6周目くらいで二人と歩子を抜かし07トップに立つ事が出来た。嬉しすぎて岩月さん達にガッツポーズしてしまった。ラスト周回はランに繋げるためにケイデンスを落とさないようにしてギアを軽くして流した。

トランジではウィダーのミネラルのやつとOS-1を補給した。攣らないためと倒れないために少しゆっくり補給をした。

 

 

<run>43’04

最初のほうはバイクの影響でとても足が回った。回る足に身を任せるのは危険だと思い、当初から目標にしていたキロ4分に調節して走った。しかし、それが保てたのは最初の1キロだけだった。だんだん垂れてきて4分10、最終的には4分30まで落ちることとなった。タイムが落ちてきているのが分かっていたので気持ちも切れそうになっていたが、先輩方の応援でなんとか耐えた。4周目では両前腿が軽く攣っていたので足が重かったが、あと少しだと思いペースを上げた。ラストで創平さんの背中を捉え、ペースを更に上げたが創平さんはやっぱり速かった。一気に引き離されてしまった。

 

<total>2’25’08

目標であった07内1位の達成、全体入賞を達成することが出来たのは嬉しい。先輩との力の差、自分の課題(特にスイム)を認識することの出来た良い初レースになった。現在地を知れたのであとは進むだけと決意を新たにできた。この日のことは一生忘れないと思う。これでやっとトライアスリートになれた(はず)。

 

私がここまで07内1位に執着していたのか、少し理由を語らせていただきたいと思います。

私は今までの競技人生の中で1番というものを経験してきませんでした。チームスポーツばかりしていましたが、チームが大会で優勝した経験は無く、自身も試合に出る出ないギリギリのラインの選手でした。だからこそ私は1番になりたかったのです。アイデンティティの確立とまではいきませんが、自身の根底にある自信の無さを払拭したかったのです。普段明るく振る舞ってはいますが根はネガティブな人間なので、こんな自分を変えたいと思い、赤穂に懸けていました。

もう一つ理由があり、それは同期が凄すぎた事です。スイムで騒がれている歩子、総合的にハイレベルな晃樹を始めとし、皆何か突出している同期にとても劣等感を感じていました。自分は健スポでスポーツで入学してきているはずなのに何も取り柄が無いという事がとても辛かった。だから練習量では負けたく無いと思い、短い期間ではありますがここまで頑張りました。

今回は目標を達成することが出来ましたが、決して慢心や安心はありません。これからも危機感を持って努力していきたいと思います。まだまだ遠いかもしれませんが、いつかは先輩達を越せるように更に努力を重ねていきます。

最後になりますが、サポートしてくださった先輩方、大会関係者の皆様本当にありがとうございました。

長文でしたが読んでいただきありがとうございました。

 
 
 

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