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尊敬・感謝

はじめに、山本さんのブログで出てきた荷物紛失事件は山本事件ではなく、山本さん事件です。後輩たちは再発防止に努めてください。中原君、山本さんのすっきりとした卒業ブログをありがとうございました。例えるなら、広島中華そばと長崎ちゃんぽんです。二件目に行きたいぐらいですね。僕のブログは、家系ラーメンの背油増し増しで無茶苦茶むつごいです。途中で磯部っても、石田っても大丈夫です。完食すれば一週間ぐらい胃もたれが続くかもしれませんが、ご了承ください。それではどうぞ。

お久しぶりです。01の松本です。この間入学したと思ったら、もう卒業です。ジャネーの法則により時間の心理的長さは年齢に反比例するので、僕も年を取ったということでしょう。01が卒業となりましたが、自分は大学院に進学しますし、同期の方もいろいろな事情で大学にいる方が多いのであまり実感がありませんが。

お題は思い出などということだったので、まあ適当に書いていきます。

たくさん思い出がありますが、記憶が新しいものとして昨シーズン、自分はいろいろあって(後で話させていただきます)インカレ予選前から少しチームの練習に参加させていただきました。全体遠征として参加させていただいたインカレ予選中にガルズの良さを象徴するような出来事がありました。インカレ予選の前日、ガルズが車を駐車していたところの隣にとある私立のR大学が駐車し、地方の国立大学にはない私立特有の騒ぎ方をしており、ガルズの先輩方はあのノリはちょっと違うなぁなどと話しておりました。そのとあるR大学が帰った後、マネージャーさんたちが僕ら01以上にミサンガを渡してくれました。その瞬間、フォーーー!と01以上で大騒ぎ。さっきまで騒いだノリに違和感を抱いていたことを忘れたかのようにバカ騒ぎ。ガルズでしか味わえない最高の瞬間でした(この瞬間、あの01が体調不良で居なかったという意見は認めます)。騒ぐときは騒ぐ、楽しむときは最高に楽しむ、でも練習するときはバチバチで最後までやりきる。海軍大将であった山本五十六の「やってみせ 言って聞かせて させてみせ 褒めてやらねば 人は動かじ」の名言ように上の学年が率先して示す。このオンとオフの切り替えと学年関係なく楽しめることがガルズの良さだと思います。後輩の皆さんはガルズの良さを忘れず、引き継いでいってください。

また大事なレースの度に気持ちを込めてミサンガを作ってくださるマネージャーさんたちには感謝しかありません。僕らにとってのROLEXは今までマネージャーさんにもらったミサンガです。選手全員が常に練習に集中できる環境を作り、時には水しぶきを飛ばされながら、時には真冬の競技場で凍えながらのタイム計測、日々選手とのコミュニケーション、レース中誰よりも目立つ声での応援など数えるときりがないくらい何度も背中を押されました。バレンタインなどのイベントでは、一人暮らしで器具も費用も満足ではない中で心のこもった手作りのチョコやクッキー、自分にとっては姉が野球部のマネージャーをしていてとても苦労していたのを見ていたので、皆さんの心遣いだけで十分でした。選手たちはしっかりホワイトデーのお返しをしましょう。トライアスロンをする人を鉄人などと呼ばれますが、本当の鉄人はどちらでしょうか。

個人遠征では、9月の末に行った村上遠征がとても印象に残っています。29さん二人、30さん一人、01二人、02、03一人ずつの七人での大遠征でした。金曜日が祝日だったことから、目的地の新潟の前に石川県で一泊。民宿のような家に泊まり寝る前にみんなでトランプ。修学旅行のような感じでとても楽しかったです。もう一度機会があれば、豚のしっぽというゲームに挑戦してみたいです。レース後、それぞれの費用面や学業の予定などの事情から日曜日中に東広島へ帰ることを計画していました。みんなの疲労やバイクを6台積み込むことから予定時刻に現地を出発することは無理だと思っていましたが、先輩方3人が後輩たちを引っ張ってくれたおかげで何とか予定時刻に出発することができました。僕は一人でお手洗いに行った時、来年からこの先輩たちがいないという事実に気づき、一人で泣きそうになっていました。

学年を重ねるごとに先輩方の偉大さに気づくと同時に、自分がどれだけ甘えていたか、自分が学年を重ねただけで中身がなく未熟であることを痛感します。追いかけても離され続けるその背中、近づけば何も見えなくなるぐらい大きな背中。かっこ良過ぎです。その先輩方が今年、5人もガルズから旅立たれます。僕は本当に悲しいです。

斎藤さん、大学院で研究を続けながら、自分の目標を達成した姿はとても尊敬しています。昨シーズン落車によるけがでうまく練習できない日々が続いていたと思いますが、村上遠征では、サドルが外れかけながら現役の02、03に勝ち、30さんの意地を見せた大会でした。インカレ予選ではサポートとして参加していただき、ギリギリでインカレ選手となれた自分に帰りの温泉でしっかりと自覚を持てと釘を刺されました。めっちゃ怖かったです。あまり自覚を持てていませんでしたが。パイロットになって落ち着いたら、CAを紹介してください。嘘です。5年間お疲れ様でした。

青木さん、昨シーズン自分が部活に参加し始めたとき後輩のマネージャーさんたちがタイムをまとめている中、選手たちが次の練習に移行しやすいように周りを見て片付けを行う、そんな姿が印象的でした。遠征の半分がハイエースでの移動となった村上遠征では、ハイエース内で一睡もせず、ずっと見守り続けていてくれました。運転していてとても心強かったです。また、たまに絡んでくるおじさんの対応で青木さんの右に出る人はいませんし、まなガルで選手と同じように海に飛び込むマネージャーさんもいません。6年間お疲れ様でした。

哲平さん、ガルズはこの人に甘えすぎです。今年から誰が円陣の見本を示すのでしょうか。色々なことを乗り越え、後輩たちの手本となり、世界大会にも出場された昨シーズンの中で、涙腺にコルクを閉め過ぎて流せなかった涙もあったでしょう。真摯に練習に取り組み、ガルズや後輩たちと真剣に向き合う。ガルズの精神的支柱でした。その一方で誰かがボケると、最高のタイミングで最高のツッコミをくれるそんな一面もありました。自分とは会館食堂で昼食のタイミングが一緒になる機会が多く、色々お話しさせていただきました。たまに怒られたりもしましたが。6年間お疲れ様でした。

雅人さん、いい意味で一番先輩らしくない先輩でした。何でも気軽に話しやすく、ユーモアあふれる先輩でした。その一方で、学業と部活を両立しながらインカレにも毎年出場し、完走する姿は後輩たちの憧れです。いつものキャラや立場から自分の胸の中に閉じ込めた苦労や辛さもあったはずです。言葉で多くは語らず、結果で示す。かっこいい先輩でした。哲平さんと同じように自分とは会館食堂で昼食のタイミングが一緒になる機会が多く、1時間後には忘れるような僕のくだらないお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。6年間お疲れ様でした。

魏さん、僕ら01が一年の時スイム指導をしていただいたのをよく覚えています。博士に進学されてからはお話しする機会があまりありませんでしたが、自分が院試勉強で精神的につらいとき、先端研の東側に駐車してある魏さんの車を見て、魏さんも頑張っているから僕も頑張ろうと勝手にモチベーションにしていました。9年間お疲れ様でした。

橋本さん、今年橋本さん伝説が幕開けることを期待しています。ファイトです。オッス。

以上が今年度ガルズから羽ばたかれる先輩方へ、僭越ながら自分からの感謝の言葉とさせていただきます。ケツの青いクソガキがひねくれたチンピラになるまでの4年間にお付き合いいただき、ありがとうございました。

結構頑張って書いたので今度ごはん奢ってください。イェーイ。

では最後に自分の事を少し。昨シーズン、学業面とトライアスロン面で目標を7個立てていました。5月にTOEICの卒業要件達成、7月に国体&インカレ出場、8月に院試合格、9、10月にインカレ&国体完走、2月に卒論提出でした。結果は7個中4個の成功でした。ガルズの皆さんには申し訳ないですが、まぁこんなもんです。所詮、高校野球で通用しなかっただけで野球から逃げ、受験で落ちたからトレーナーをあきらめ、生きるために選んだ工学部の道の中で暇つぶし程度のトライアスロンをやっている程度のクズ凡人ですから。昨シーズン急にやるようになった理由は、3年時のコロナ自粛による部活停止期間に自分一人で練習していた中で、割と練習を積むことができ、学部生の最後の一年、一人でどこまでやれるか試してみたくなったからです。結局最後はチームの練習に参加させていただきましたが。今シーズンの目標はまだ決まっていませんが、もうすでに選考結果待ちを含め、5レースほどエントリーしました。約2か月後に一つあります。皆さんもあまり深く考えずにとりあえずレースにエントリーしてそれに向けて練習することをお勧めします。

今シーズンですが、昨シーズンのようにインカレや国体は今のところ考えていません。インカレは僕が出たいレースと被っている事と国体はシンプルに出られそうにないからです。まぁインカレも今年の皆さんの実力を聞く限り、無理そうですが。適当にそれっぽい目標を決めて今シーズンも頑張りたいと思います。今年はインターンや就活、学会など進路の面や学業面も忙しくなると思いますが、一人でどこまでいけるか挑戦し続けていきたいと思います。

まぁ僕らはトライアスロンなんかやらなくても、広大に入った以上それなりに勉強し続ければ、それなりの給料で生活していくことができるでしょう。いや別に退学しようが、最低限の衣食住は日本に生まれた以上確約されているでしょう。逃げてもそれなりに幸せなこの人生でまだここじゃないと思うから続けていく。今死ねるっていうぐらいに自分を戒める、それでもまだここじゃないと思うからやる。

いつだって人間ですからやめたい時はあるし、死にたくなる時もある。止まない雨はないと云うけど、今降っている雨が耐えられない時もある。死ぬこと以外かすり傷なんて云うけど、生きているだけで重症な時もある。起きれない朝と眠れない夜が続き、悩みがない日を探し足掻く日々です。足りなければ叱られ、満ち足りていれば妬まれ、脇道にそれれば蔑まれ、一歩踏み出しては叩かれる。逃げようとしたら嗤われ、壊れたって代わりがいるからといわれる。

そんな日常ですが、賛否両論ぐらいがちょうどいい。「生きよう」の綺麗事よりも「明日死のう」が今日の希望ですし、生きているだけで人生の皆勤賞です。雨が止むのを待つのではなく、大雨の中で踊り狂いましょう。なるようになる、何とかなるからやる時やるって覚悟になります。時には一度折れたり、道をそれたりしたってギリギリで生き残ればいいだけです。たとえダサくて惨めでも、無謀な悪あがきでも、爪痕を残すのではなく、爪剝れるまで引っ掻き回し続けましょう。頑張ったふりで手を抜いて自分の愚かさにさえ目を背ける日々はもうやめましょう。ノリやふざけでは勝利は掴めないし、淘汰されることを余儀なくされるだけです。一度決めたら最後までやり切り、今ある「現実」をひっくり返して「実現」に変えましょう。

色々書きすぎましたが、これで終わりです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

失礼します。

追伸 4月から赤木君と中吉君がガルズの練習に参加するかもしれません。楽しみです。

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