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最後は真面目




 こんにちは。Gulls27の川﨑です。ブログへの登場は約4年ぶりだと思います。たぶん。過去2回(たぶん)のブログでは散々ふざけ倒してトライアスロンのことは一切書かなかったわけですが、今回は最後ということで、Gullsでの活動を通して学んだ事をそれなりに真面目に書きたいと思います。




 まず僕が入部した動機ですが、「勝てそうだったから」の一言に尽きます。もちろん当時の先輩や同期にすぐ勝てそうだったという意味ではなく、泳ぎ方は一応知っていて、ランニングは中高でもそれなりに実力があり、バイクはどうせみんな初心者だろうという適当な想像から、勝てそうと判断しました。実際、スイム以外は何とか練習に付いていくことはできました。「インカレ」という存在を知ったのはおそらく6月あたりで、先輩たちの会話は「インカレ」「湯梨浜」(当時の中四国大会は鳥取県湯梨浜町)ばかりだったのを思い出します。そして、インカレで先輩が活躍する姿を目撃すると同時に、自分も来年のインカレを目指そうと意思を固めました。


 1年生の秋~冬あたりにかけては、練習するごとに3種目ともタイムが上がっていく状態が続き、非常にモチベーションも高く楽しく練習ができました。しかし、2年生になったころからはタイムの伸びも著しく鈍化し、加えてインカレの予選が近くなってきたことからナーバスな時期が続きました。幸いにもその年はインカレの出場権を獲得することができ、約2か月インカレに向けて準備を行いました。その後、インカレではスイムで歯が立たず、バイクの途中でカットされました。自分がカットされることはある程度予想できていたので、結果に対する驚きは特にありませんでしたが、今後自分がインカレで完走できるまでスイムの実力を向上できる見通しがなく、どうすれば良いのか心底悩んだ記憶があります。


 インカレが終わって幹部になり、同期や後輩に負われる立場になりました。特に秋~冬にかけてはスイムが絶不調に陥り、後輩の台頭もあって焦っていました。その後、春になって多少持ち直し、精神的にも楽になりました。この間に、筑波大学で行われた合宿に参加しました。インカレでも上位に名を連ねる選手たち(その後優勝した選手もいた)が参加する合宿だったので、レベルが非常に高かったのは当たり前ですが、それ以上にみんな練習を心から楽しんでいたことに驚きました。合宿だったのでテンションが高かったこともあると思いますが、その頃練習で「しんどいなー」としか思わなかった自分はうらやましく思っていました。


 そんなこんなであっという間に3年生になり、インカレ予選を通過し、インカレの日を迎えました。筑波合宿で知り合った他大学の人たちの何人かとも会話をすることができ、大学スポーツの醍醐味を味わえた気がして、非常に楽しかったです。結果は個人100位と振るいませんでしたが、快晴適温環境下でのバイクの集団走行はトライアスロンをしている間で最も楽しい時間の一つでした。




 とまあ、ざっと3年生のインカレまでの流れを振り返りましたが、ここからは自分がGullsでの活動を通じて感じたことをポイント別に書きたいと思います。


・いつでもトライアスロンを楽しめる人がうらやましい

 自分は「楽しむため」というより「勝つため」にトライアスロンをしてきたので、レースの結果などに関係なくトライアスロンを楽しめる人が本当にうらやましかったです。勝つモチベーションを失った今、自分がもう一度トライアスロンをすることは難しいですが、いつか生涯楽しめるようなスポーツを、トライアスロンに限らず見つけていきたいと思います。


・シリアスな努力が苦手

 「勝つため」にトライアスロンをしていた自分なので、どちらかと言うと「楽しんで」というより「臥薪嘗胆」的な練習をすることが多かったわけですが、自分にとっては精神的負荷が大きく苦労する部分が大きかったです。また、感覚の話でしかないものの、「臥薪嘗胆」で取り組む人よりも「楽しむ」人のほうが実力を伸ばしていたように感じます。なので自分もこれからは、何事もある意味「ゲーム感覚」で楽しみながらステップアップできるようにしたいと思います。また、自分があまり練習を楽しんでいなかったため、後輩達に「トライアスロンの楽しさ」を伝えることができなかったなあと、少々後悔しています。


・満足して終えることが大事

 自分がトライアスロンをやって最も良かったと思えることは、「スポーツで結果を出す」ということに満足できたことです。始めた当初に思い描いたような輝かしい成功を収めることはできませんでしたが、インカレで順位を付けられたということに今は非常に満足しており、もう結果を気にしながらレースに出ることはないと思います。これはインカレでの順位が50位や20位であったとしてもおそらく変わることはなく、「やり切った」という自己満足によるところが大きいのだと思います。現在活動しておられる皆さんも、やり切って心の底から満足して引退してほしいと思います。



全くまとまりのない文章ですが、今の心境はこんな感じです。一言でまとめると「これからの人生を楽しみたい」の一言に尽きます。現在新幹線の中で書いていますが、酔ってきたのでこの辺にしたいと思います。


 ・・・最後なんで、27代の自慢をして終わろうと思います。


インカレ出場者:選手7人中5人(2016, 2017, 2018, 2020)

完走者:3人

総出場回数:8回

総完走回数:5回


そこそこ頑張ったと思いませんか?


というわけで、27代はこれにて引退です。6年間ありがとうございました。

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