汗かき ベソかき 夢育ち
失礼します.
29竹村です.
先日出場した,2022日本学生トライアスロン選手権観音寺大会に出場したので,レースレポートを作成しました.
ある人が大事なレースにおいて大事なことは「いつも通りに過ごすこと」だと言っていたので,レース前はなるべく普段と変わらない生活を心掛けました.
男子レーススタートが12:30とやや遅かったので,食事はスタート時刻がほぼ同じだった2021カーフマン東海ステージを参考に食べました.気になる方はGulls HPの掲示板を見てください.
ここまでやれることを全てやってきた自信とコンディションが緊張を和らげてくれました.
何より自分にとって,OB・OGさんが応援に駆けつけてくださったことが大きいです.
特にレース前に28村田さんと近況報告を兼ねてずっと喋ることができてリラックスできました.
偉大なマネ,萌さんは未だ健在でした.
気温・湿度共に高かったので,経口補水液+アミノバイタル,ポカリスエット,水などを多めに補給しながら普段と変わらないW-upをしました.
入水チェックは余裕を持って向かいましたが,人数が多くて混雑していたので,想定より5分強スイムW-upが足りませんでした.
心拍はしっかりと上げられたので,最低限のことはこなせました.
結果論ですが,入水チェック前のW-upとウェットスーツを着ていたことから,この時点で思ったより水分が体から抜けていました.
当の本人はそのような体感はなかったので,水分補給が難しいところでした.
スタートは左端から3m,前から2,3列目にGullsスイムB-Cコースの面々で固まりました.
大外,内側が良いと聞いていましたが,実際体験してみないと分からない部分が大きいです.
ここは2回以上観音寺に出場,尚且つ複数のスタートパターンを経験している人を参考にするべきだと思います.
スタート後は想定より少し激しめのバトル,というかフットボールで言うマリーシア(ずるがしこいプレー)の横行でした.
先ほどと別の人が,レースにおいて大事なことは「気合と根性と~」と言っていたので,特にパニックになることもなく,対抗できました.
第二ブイを回るころにバトルが落ち着き,集団で泳ぐことができていました.
このころからようやくまともにヘッドアップができるようになった記憶があります.
ただ,力が入っていたのかウェットスーツのせいなのか,肩回りが苦しいのは常にありました.
上陸では少しだけ周りを見る余裕がありました.
大声援で,サポートの声に耳を傾ける余裕はありませんでした.
2周目と3周目は似たような展開でした.
周りに人は多かったので,トランジでパックを作れる確信がありました.
スイムアップと同時にいつもと違う感覚がありました.
3種目終えた時のような足の状態で,今すぐにでも攣りそうな状態でした.
とりあえずビーチランで01小松と03樋口が近くにいることが分かり,出遅れはしていないことは把握できました.
ただ「先頭と6分差」と聞き,LAPの心配をしないといけないことに気づきました.
得意のトランジはいつもより遅かったです.
左のビンディングシューズの輪ゴムが外れてしまいましたが,小松の10m後ろぐらいで飛び乗りして無難なスタートは切れました.
バイクを押すとき気を付けてください.
乱暴に運ぶと,輪ゴム外れます.
いつも通り踏めませんでした.
自分の身体ではない感覚でした.
粘って小松の10m後ろをついていくも,前でパックが形成されて,橋を渡りきるころには単走では追いつかない距離になりました.
このあたりからあまり記憶が定かではないのですが,Gullsライブ中継の動画を振り返ると途中樋口のパックに居たようです.
とにかく給水したことと,29平野が横をすり抜けたのは覚えています.
雅人のパックに入れなかったのだと思いますが,あまり記憶がありません.
これも結果論ですが,ここにさえついていれば小松パックまでいけたことを考えると悔いが残ります.
どのタイミングかは分かりませんが,03前川が声をかけてくれてパックが来たことが分かりました.
そのパックは掴めたのだと思います.
折り返し後は意識がはっきりしてきました.
人数も多いのでLAPは回避できるかなと考えていました.
1周目終了後,二つ目の山?丘?を超えたあたり.
後から気づきましたが,2019年に29丸田のパックで集団落車が起きた場所とほぼ同じところでした.
集団前方でタイヤがハスる音が聞こえ「やばい」と思った瞬間には,前方180度倒れたロードバイクに塞がれ,限界まで減速するもダメでした.
少し前から周りが割とハスっていたので気を付けないと,と思っていたのですが.
2週間前ぐらいかな?
01小松が「竹村さん,落車,しないでくださいね」と声をかけてくれたのを覚えています.
すみません,避けられませんでした.
身体に大きな傷はなく,自転車は上手くビンディングシューズが外れ他のロードバイクにからまるもチェーンが外れただけでしたが,尻を強打したので十数秒身動きが取れませんでした.
転がりながら歩道に避け,チェーンを直し再スタートしようとしましたが大会スタッフからLAPの報告をされました.
レースの振り返りは以上になります.
自分の誤算は,ウェットスーツを着ることでの脱水,でした.
暑熱順化対策はしっかり行っていましたが,あまりにも水分が抜けすぎました.
ウェットスーツを着用してもあまり脱水の影響を受けていない選手ももちろんいます.
自分とは根性が違う,そもそもの身体の強さが違うなど,色々考えましたがこの差が何だったのかは未だに分かりません.
万全の準備をしましたが,何かが足りませんでした.
その何かはウェットスーツ対策とか脱水予防とかそんな分かりやすいものじゃなくて,持ってる人は最初からある程度の物を持ってて,持ってない人は1年間,何なら6年間でも身に付かないものだと分かりました.
悔しいですが,自分は6年間でその何かを身に付けることはできませんでした.
タイムアップです.
もっと違うレースをお魅せしたかったです.
本気で団体順位に貢献するつもりでした.
雅人にも今回は勝つつもりでした.
ゴールするイメージも想像できていました.
何より,これまで支えてくださった方,迷惑かけた方,1年のころあり得ないくらい遅いのに自主練もまともにしない自分を信じ続けてくださった方に,言葉だけでなく行動で,結果で恩返しをしなければなりませんでした.
また言葉と文章でしか表現することができないことに,何と言っていいのか分かりません.
来年以降の中四国のインカレ枠数問題にも不安を残してしまう自分のリザルトです.
たくさんのインカレ枠で棚ぼた出場できた身からすると,恩を仇で返すことになってしまい,後輩たちには申し訳なさしかありません.
来年以降はリザルトで恩を返すことはできないので,違う形で貢献します.
2年前の27小川さんのブログを思い出します.
当時の小川さんの心境を身に染みて感じているつもりです.
このリザルトの落としどころが分かりません.
小川さんは本当に苦しかったのだと今になって改めて思います.
感情が短いスパンで行ったり来たりしています.
リザルトを受け入れて前を向いて日常生活を過ごせる瞬間もあれば,その反対もあります.
ただ,前までは辛いことを自分の中で閉じ込めていましたが,こうやってブログで客観的に書かせていただいて整理できているので,もう少し時間が経てばこの経験を完全に今後の自分の活力に変換できると思います.
何より団体順位6位を実現してくれた雄貴,小松,雅人のおかげで少しは気が楽です.
3人には冗談抜きで感謝しかありません.
この結果の有無でチームの雰囲気,今後のGullsが大きく左右されることは言うまでもないと思います.
今年はそういう選手になりたかったのですがね.
後輩のみんな,この人たちを見習うように!
そして02幹部は良く頑張った,というか良く耐えました.
高齢化が進んだGullsを上手くバランスとってここまで導いてくれました.
やはりMVPは幹部代の人間です.
今回DNFだったインカレ選手も良く走りました(自分もDNF選手ですが).
ある選手は初出場に緊張,ある選手はLAPに恐怖を感じながらのスタート・レースだったと思います.
彼らは本当に良くスタートラインに立ちました.
マネージャー陣も経験がまだ浅いながらも,上級生顔負けの仕事をこの1年間(04は半年間)やり通してくれました.
その姿を見て,自分たち選手も「本当の意味」で対等な立ち位置でマネージャーさんと関わるべきだと思わされるようになりました.
そして今回サポートに回った選手たちの中には,事実上引退する選手,来年に向けて気合が入った選手がいます.
引退する選手へ.
ゆっくり休んでください.
ここまでアクセル全開だったのなら必ず休息が必要です.
それでもまたGullsが恋しくなると思うので,その時はまた舞い戻ればいいです.
卒業までまだ時間はありますしね.
ただし,部活に関わる以上,今後の意思表示はしっかりとしよう!
続ける選手へ.
波を作らないように.
ピーキングの話ではなく,気持ちの面で.
今はインカレを見て熱くなっているかもしれませんが,あくまでもインカレは「1年後」です.
それまでエグイほど紆余曲折あります.
引くとこ引いて,カマすとこカマして,上手く自分の操縦をしていきましょう.
「のびしろ」 Creepy Nuts より.
大会関係者の皆様にも感謝です.
観音寺で開催してくださったおかげで自分はようやく成仏できそうです.
ただひとつ意見を言わせてもらうなら,面倒ごとなのは分かっていますが,学生連合中枢部と各地域委員長のキャッチボールをもっと早い段階から,正確に,活発にしていただきたいです.
自分はローカルルールについて,ドラフティング講習会開催に関して疑問が残ったままです.
多くの選手は「本気」です.
大学生日本一を決める大会を,多くの大学生トライアスリートが色んなものを犠牲にして,時間もお金もつぎ込んで臨む大会を皆さんの手でいとも簡単に操作できます.
それがみなさんの仕事です.
本年度は意見を挙げる側にも敬意を欠いた行動がありました.
自分が代わりに謝るわけではありませんが,お互いにもっと敬意を持って大会を作り上げていくことの重要性を伝えるべきだった,と元中四国代表の立場から反省しています.
こんなところで書いても何にもならないかもしれませんが,来年以降の大会がより良いものになることに願いを込めて書かせていただきました.
2022/9/11は改めて自分は恵まれているということを感じられる一日でした.
他大選手で未だに覚えてくれて声をかけてくれる人,OB・OGの方々,そして何より自分の両親に最大限の感謝をします.
勝手に自身のSNSアカウントで投稿させていただきましたが,今後どう部活に関わるか,何を目標にするかは,少し休んで考えて報告します.
経験上,今の感情の勢いで決めちゃうと後で後悔することが多いんで(笑).
途中,しんみりさせる内容になっちゃいました.
今の心情を正直に,語弊なく書きたかったので許してください!
あ~,神様.
なんでここを終わりにさせてくれんのんならぁ~!
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