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第玖話 同じ7秒でも

  • 6月12日
  • 読了時間: 6分

みなさんこんにちは,06の板谷修吾です.先日の6月7日に因島で開催された西日本インカレに出場してきましたので,そのレースレポートになります.気が付いたらレースから一週間が過ぎようとしています.皆さん,はやめのレースレポート提出をお願いしますね.


まず初めに,悪天候にも関わらず,大会を運営してくださった学連・ボランティア等関係者の皆様に厚くお礼申し上げます.そして,遥々因島まで足を運んでくださったOB・OGの皆様,そして熱い応援を送ってくれたサポートの皆さん,本当に有難うございました.レースをしている選手すら嫌になるような雨の中,耳に届く熱い言葉に何度も奮い立たせてもらいました.感謝してもしきれません.また,遠征の取りまとめをしてくれた悠乃もほんとにありがとう.おかげでレースに集中できました.



昨年は惜しくも7秒差で逃したインカレ.インカレ出場にかける思いは誰よりもある,はずでした.けれど幹部としてGullsに投資する時間が増えた結果,特に4月以降は自分のことが疎かになることが増えた期間になってしまいました.悲しいかな,Gullsへの愛が深まれば深まるほど練習時間が取れない(体力的,精神的に)悪循環を生みました.さくらおろちではGullsで最下位&角南君にも負けてしまい,インカレ予選へ不安が残りました.



前々日

あまりの風邪気味ぐあいに不安になり,レディ薬局で風邪薬を購入.体温は38℃だった.笑えない.ハイエース移動用に購入した水2Lとウィダー2個は夜の間に飲み干した.願わくは解熱してくれ.その一心で就寝.


前日

ハイエースを借りに行くため,少し早めに起床.このとき,鼻水とのどの調子から一瞬DNSが頭をよぎった.が,ここで参加しなかったら絶対後悔すると思いエゴで参加.ある意味で覚悟を決めた.マスクで登場してご心配をおかけしました.運転席を任せてもらえたのであまり話さなくてよかったのは体調的にも助かりました.

試走はバイク2周回とラン1周をジョグ.風が強いな~というところと,井原さんに調整してもらったDHバーの恩恵をどれだけ得られるかがカギ.鼻詰まりから呼吸はつらかったが想像以上に動けたので一安心.あとは明日の自分に期待するしかなかった.


隼都の選手宣誓はなかなか様になっていた.Gullsを背負った大きな?背中を見ながら,頼もしく思った.夕食は三原の松屋でドラゴンじゃんけん.3連勝を飾る.その後はホテルに帰って風邪薬を飲み,熱さまシートを額につけて就寝.



当日

女子の集合時間前に起床し,あさイチで岡俊さんのレースのストーリーを投稿.気持ちゆっくりと朝食を食べ,ホテルを発った.会場に着くとまさかの豪雨.少しバタつきながらも円陣を組み,大声を出して気合いを入れた.バイク搬入を済ませると,すぐに女子のスタート時刻になったので昨年同様にスタートブイのすぐ後ろの堤防から観戦.見た目ではブイの距離は短かったが,女子のトップタイムを聞いて長いことが発覚.スイム嫌いとしては激萎えの展開だった.3人の懸命な走りを見て,毎度のことだが勇気をもらえる.応援をしているこちらが応援されているような,不思議な気持ちになるのは貴重な経験だと思う.


中部・九州ブロックの間はハイエースで暖を取り,課題を少しかじる.バイクの時間にバイクコース横でジョグをしていると,目の前で菅野さんが落車.大分減速していたのに...と不安になったが僕のCOLNAGOは30C・4Barのセッティングなので大丈夫だと信じることにした.奥島さんのマッサージを受けて準備完了.


目標:インカレ枠獲得

スイム:創意さん,はやと辺りで上がる

バイク:行きは踏まない,帰りは耐える

ラン:Gullsに抜かれない

最近の調子から,たかひろさんと「今年もボーダー争いです」「甘えるな!」なんて談笑していたが,冗談抜きに予選突破できるか怪しかった.今の自分にできるのは全力を尽くすこと.そのマインドで臨んだ.



Swim:30:46(43)

できれば創意さんを目安に泳ぎたいとの思いから,やや左側の創意さんの後ろからスタート.ダッシュに乗り遅れまいと頑張ったが,Gulls内での不毛な争いは避けたかったので一瞬平泳ぎで逃げた.これが非常にまずかった.後ろから来た集団にボコボコにされてしまい,前の集団は遥か彼方へ.オレンジの後ろについて回復を図ったがとんだ方向音痴の後ろについてしまった.前との集団との差は開くばかりで,自分が遅れているということだけがわかった.2周目の上陸で後ろがみっちゃんだと知る.アァ・・・幹部代の予選はこれにて終了かなァ,,,なんて考えも一瞬よぎった.3周目の最後にみつをに抜かれてスイムアップ.この時中四国13位.


Bike:1:05:01(22)

T1で橋本さんに声をかけていただいて,落ち着いてバイクに入れた.井原さんにセッティングしていただいたDHバーの効果を感じつつ,体重移動だけで踏み,引き足で進むことだけを意識した.周回数を重ねながら,中四国のメンツとの距離感を測る.晃樹やるなァと思いながら,5周回あたりで敬心をかわす.中四国11位.ただあまりにも前が遠く詰まっている気もしなかったので,本当に心が折れそうになった.ただ沿道からの応援がエネルギーとなって脚を回す気力をくれた.特によしおさんの声は毎周回聞こえていて,心を奮い立たせてもらった.去年のよしおさんを思い出し,最後まで諦めてたまるかと誓った.最終回の奥の折り返しでYさんに「前ボーダー20秒!」と教えてもらい,いける!と踏み込んでT2で角南君を抜いた.中四国10位.



Run:35:46(16)

脚が攣りそうな気配もあったが,坂に入るあたりで回復した.後ろから迫ってくる恐怖から逃げるようにひたすらに前を追った.すれ違う玄武さん,悠さんに声をかけてもらえて気合いが入る.馬場さんもキツイ中名前を呼んでくれた.本当にアツい人たちだなと思う.翼さんには「一緒にインカレ行こう!」と言ってもらった.泣きそうだった.周回を重ねるごとに後ろとの差は広がっていたが,去年の経験から油断はできない.翼さんに追いつくことを目標に一歩ずつ進んだ.橋本さんの応援の位置,最高でした.最後の下りで翼さんの前に出て,そのままゴール.カッコよくテープを切ろうと思ったが,滑って膝をついてしまった.ちなみに翼さんとは7秒差だった.



Total:2:11:33(30)中四国9位

06幹部全員がインカレ予選を決めることができて本当に良かった.レース中,2人だけがインカレを決めた想像を何度もして,それが嫌すぎて頑張った節もある.仲間と分かち合う喜びは格別で,久しぶりに涙が出てきた.テントに戻り,よしおさんと抱き合った.ありがとうが溢れて止まらなかったし,人前でなければ泣きじゃくっていました.


悪天候の中でしたが,全員が大きなケガなく遠征を終えることができてほっとしています.バイクパートとしては落車の心配が一番でしたが,大丈夫だったようで何よりです.


現状の自分の能力がそのまま出たといえばそれはそうだが,絶対に自分だけでは完走することはできなかった.サポートの人の応援のおかげでこのような結果につなげることができました.本当に有難うございました.インカレに向けて06幹部として一層頑張って,アツい夏を引っ張っていきます.



帰りのはま寿司で,某先輩に僕の悪いところは“言ったことをしないこと”と鋭い指摘を頂いた.有言実行は僕の最も苦手とするところ,耳が痛い話である.口が達者な僕にとって,言葉は非常に便利です.しかし最近,自分は言葉だけで中身のない人間だな思うことがしばしばあります.外面ばかりよくっても少しは人間臭さがあった方が良いし,自分の軸をちゃんと持てている人はそれだけでカッコいい.今は他人へのやさしさを言い訳にして自分のことを疎かにしていますが,まずは自分のことを充実させるように努めようと思います.

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