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西日本インカレ レースレポート(堅め) 中山

・レースまで

 正直,体の調子は良くなかった。一か月前の国体予選の結果が振るわず少し自信を無くしていたり,特にラン練においてメニューを完遂できない日が続いていたりとかなり苦戦していた。練習も思うようにできていなかったので,西日本インカレはあまり結果に固執しすぎず,確実にインカレの出場権を獲得することと実戦の感覚を取り戻すためのレースという位置づけを自分の中に落とし込んだ。

 練習量が少なかったので,前日の試走はいつもより少し早いペースでジョグをした。雨が降ったりやんだりだったのでバイクの試走はしなかった。長良川でトライアスロンをするのは初めてだったので,コース確認はしっかり行い,スタートからゴールまでの流れを複数回脳内再生した。

 当日,朝起きて外を見ると雨ザーザーだったのでデュアスロンの変更もあり得るなと思っていたが,バイクが9.2㎞(実際は8㎞もなかった)にまで短縮されることは想定外だった。でも2ndランも2.5㎞しかないのでランの不調がごまかせそうだと前向きにとらえた。会場についてからは,レースまでは極力体を冷やさないようにカッパを防雨,防寒対策でずっと着ていた。アップでもカッパを着て走った。

・レースプラン

 1stラン:3’25/kmくらい

 バイク:落車しない。先頭との差をなるべく縮めておく。

2ndラン:最低でもバイク終了時での順位を死守する。あわよくば順位を上げる。

・レース

1stラン 16:23(11)

 最初はみんなぶっ飛ばしそうだったので3列目くらいからスタートして様子を見ようと思った。案の定スタートからみんなぶっ飛ばしていったがすぐに落ちていったので風よけに使いながら抜いていった。一周目の帰りは前にいた雅人さんのグループに少し離されて一人旅になってしまったのはきつかった。二周目に入って雅人さんは離れたが小松が近づいていたので彼を目印に走った。最後の折り返しで自分の20秒くらい後ろに大集団ができていたので,ここにだけは追いつかれないように走った。ラップを止めたときちょうど5㎞くらいで16’39だったので,体の調子や順位のわりにタイムがよかったので少しほっとした。

バイク 13:32(2)

 トランジがうまくいき,バイクに入った時点で何人か抜かせた。早い段階で雅人さんや岡田を捉えておきたいと思っていたがそれも想定通りにできた。その前も回収したかったが8㎞のバイクではあまりにもできることが限られていた。先導バイクの位置を毎周確認していたが10秒くらいしか縮まっていない気がした。反省としては試走ができなかったこともあるがコーナリングがへたくそすぎたこと,向かい風区間でもう少し踏んでおくことくらい。トランジは脳内シミュレーションが功を奏し,上手くいった。

2ndラン 8:42(15)

 セカンドランを4位でスタートしたがすぐにほぼ同時でスタートした立命館大学の岩井悠二に抜かれた。団体順位のことも頭にあり,離されるわけにはいかなかったが体が思うように動かず,どんどん背中が小さくなっていった。水たまりのせいで無駄に足を使わされたこともあり,2.5㎞しか走っていないのに釣りそうになった。

総合 38:37(5)

 トライアスロンからデュアスロンに競技が大きく変わったが,しっかり対応して崩れることなくレースを終えられたのは今までの経験値のおかげかなと思う。しかし,根本的な練習量の少なさによるパフォーマンス低下は無視できないのでインカレまで地道に地力を上げていく。

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