西日本インカレ2024 レースレポート
リザルト
Total 2:39:59(50位,中四国9位)
Swim 0:28:19(56)
Bike 1:12:52(47)
Split 1:41:11(49)
Run 0:50:48(58)
レースまで
自分はM2だが、実は初めての本格的なインカレ予選に出場だったのでとても楽しみだった。コロナで中止だったり、部内だけの選考になったり、雨天でデュアスロンになったり、M1では出場しなかったりしたからだ。本当は完全に復帰できる様に練習したかったが、勉学との兼ね合いで難しく、基礎練を中心に最低限の練習を積んだ。1ヶ月前に2年ぶりとなる南紀白浜トライアスロンに出場した為、大きな不安はなかった。暑さという不安材料に対してはできる限り日中の暑い時間にブリックをするようにした。
目標
Swim 0:26:00
Bike 1:12:00
Run 0:47:00
・スイムで中村についていく
・総合で赤木に勝つ
Swim
スタートの場所取りは中央(メイン集団となりそうなところ)の右(外)側後方にした。理由は女子、男子近畿ブロックのスタートを見て、スタート直後向かい波なのは確定で、潮の満ち引き的に左か右かどちらに流されるか判断しにくい状況だった。そこで、自分が右呼吸なのを踏まえて、潮が右でも左でも集団には着いていきつつ激しいバトルから逃げられる位置を考えた。また、スタート直前に部内で自分よりも早い中村、創平、大西の位置とキャップを確認した。
スタートして初めは上手くバトルをいなしつつ大西をマークできていたが、自分が左に行きたいにも関わらず自分の真左にいる人がどんどん右に寄ってきた。暫くどうしようもなかったが、相手を沈めることなく相手の反対側に移動する術があったのを思い出し、相手の左側に行き、大西を追いかけようと思った。しかし、判断があまりに遅く既にかなり離されてしまった。OWSのブランクを感じた…。ただ、切り替えて自分の泳力より少し早い人を探しその後ろにしっかり着いて行けた。中村も少し後ろにいて安心した。
1度目の上陸前では少し差をつけられてしまっていたが、飛び込みで差を埋め、向かい波時点では意地でも着いていく体制を整えた。奥のブイ(向かい波が終わる地点)で若干差があったがギリギリドラフティング効果を得られるくらいの差だった。追い波に入って差が開いてしまうのは仕方ないと思い、先ほどまでのペースは維持しつつ力み過ぎないように泳いだ。
2度目の上陸では案の定前は誰も居なかったが、後ろを確認したところ数人が自分の後ろについていた。自分は熱中症も心配だったので心拍数が高すぎる状態でバイクに入ることは避けたかった。そこで、次の向かい波区間では楽に行って後ろについている人に前に出てもらってその後ろをしっかり着いていこうと決めた。その思惑通りレースが進み、楽にそこそこのタイムで最終週を終われたと思う。
T1
ここからは熱中症との勝負でもあるので、給水は2箇所ともしっかり取った。トランジのランのスピードが落ちているが仕方ないと、慌てず給水をとり、ウエットを脱ぐ。
いつもトランジがスムーズに出来るようにトランジはかなり整理しているのだが、トランジに着くとゼッケンベルトが地面に落ちている上にゼッケンベルトとゼッケンが変に捻れており、少し手間取ってしまった。隣で中村がほぼ同じタイミングでT1に入りトランジをしていたが、若干詰められてしまった気がした。
バイクを押して進むが前の人が遅すぎた。しかし細い道なので抜かそうにも抜かせない。最後のUの字に抜けて乗車ラインに向かうところで更に手間取っていたので、コーナー外からスピードをつけて抜かし、その勢いのまま乗車した。が、靴にスポッと足が入らず少しゴタつき、結局片足は靴を踏みつけた。
Bike
バイクに入ってすぐは緩い登勾配があるので折り返し手前までは靴を踏んだまま行ってコーナーの減速に合わせて靴を履いた。コーナーを抜けて緩い下り勾配でしっかりスピードを乗せてから靴のマジックテープをつけた(靴紐を締めた)。
風がかなり強かったので向かい風でスピードが落ちるのは割り切ってパワーが一定になるように心がけた。180°ターンも早目にバイクの向きを出口に向け、高ケイデンスでクルクルと早目に踏み込み始める立ち上がり重視のコーナリングでパワーを抑えて処理した。
また、水分もデカいボトル2本(約1.3L)を40kmでほぼほぼ飲み切れるようにこまめに飲んだり首元にかけたりした。トラブルがあったとすれば1周目でバイクに貼り付けていた2つの補給のうち1つが落ちてしまった事。でもエネルギーは持ちそうだったので、補給のタイミングをズラして対応した。
ちょうどいい集団があれば着いていこうと思ったが基本ずっと単走だった。抜かれる時も1人ずつパラパラだったし中々に速度差があった。3,4周目の復路に入ったところ同じビアンキオルトレxr3の人に抜かされたが10m後ろをほぼ同じパワーでついて行けそうだったので、向かい風の強い往路で上手く使おうと思い、着いていった。しかし、往路では出しているパワーに差があって結局往路の2/3くらいで着いていくのをやめた。
Gullsで自分の前後に位置する中村と創平は意識して走っていたが自分のペースを守る事を第一に考えた。中村とは往路で差を詰められ、復路で差を開いていたものの、平均するとほぼほぼ同じ間隔で走っていた。創平とは徐々にタイム差が開いており悔しかったが割り切った。元気そうだったのに途中でバイクを降りていたのが心配になったが考えても仕方ない…。
T2
かなり安全に飛び降りをしてトランジへ。靴の上に置いていた靴下が片方無いことに気づく。片足の靴下を履きながら探したが見つからず、周りのウエットを持ち上げたりしたが見つからない。結局片足は素足で靴を履いた。初めから状況次第で裸足で履くかもという選択肢も準備しておけば靴下が片方無い時点で両足共素足で履いて時間を短縮できてた。
Run
熱中症にだけはならない様に登りも含め淡々と走った。1周目と2周目の往路まではキロ4:35くらいで刻めていたが、2周目の往路ラストの下りから下っ腹が痛みキロ5:25くらいまでガクッと落ちてしまった。ペースが落ちたもう一つの理由としては2周目から喉の渇きが気になり、もう倍くらいエイドが欲しい気分だった為、安全側によったのもあった。それでも登りはゆっくりでも肘を引く様に腕を振ってリズムを刻んだ。
3周目に入ってからここからは無理しても大事にはならないだろうと登りのペースだけリズムを上げるようにして走った。特に復路のラストの登りではしっかりペースを上げ、前に2人を視界に捉えた。そのままの勢いで下りに入り、1人はそこで抜き、もう1人とは下り終わりの直角カーブからラストスパートで競り合った。勝負強さが売りだったがランは基礎練しかできていない状態だったので、折り返し地点を過ぎたあたりで離されてしまった…。
総括
久々の学生レース、多くのチームメイトに熱い応援、サポートをしてもらい、自分の全力を出し、勝ちたい仲間がいて本当に本当に楽しかった!サポートの皆さん、一緒に参加した選手、応援してくださった先輩同期後輩も本当にありがとうございました!
ただ、もっと練習していればもっと熱い勝負に絡むことができてもっと楽しかったのだろうなと思った。よく言えば自分の実力の中で上手くまとめられたレースだが、スイムスタート直後の動き、バイクの向かい風区間での走り、ランでの中垂れ、勝負弱さと強度の高い練習の不足が際立つ結果になった。
でも、ここで終わりではなく次は佐木島でのレースがある。資格の試験も7月末にあるが、このレースを自信に変えて、総合順位に絡める様に頑張りたい。
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