雨、走り出した後
先日のインカレ予選、ショートディスタンスからスプリントディスタンスに変更され、さらにデュアスロンに変更。のちにバイクも距離が短くなり、完全にパワー勝負となりました。そう聞いたときの心情を語る前に、まずインカレ予選にどういう気持ちで臨んだかを書きます。正直今年はインカレに行くつもりはありませんでした。理由は、実力が伴わないこと、実力が伴う練習をできなかったこと… 、レースレポートの趣旨から外れてしまいそうなのでこの辺の話はまたどこかで語ります。激短デュアスロンになったときは、スイムが苦手、かつ短距離出身の自分からすると有利ではあるが、なんとも味気なく、トライアスロンの練習もできないなあ、という若干の落胆に見舞われていました。天候悪し、路面も最悪。去年の渡良瀬での、土砂降りチームTTを彷彿させました。だが腐ってもしょうがない。女子がスタートし、路面の水を踏み分け、跳ね除けながら必死に走る人たちを見てようやくやる気が湧いてきました。あやみさん、めいさん、北島さん、倉本さんとも色々お話しできて、士気は充分、アップに向かいました。
レースが始まりました。予想以上に水が深く、かなり走りにくかったのですが、足の抜き方、入れ方が次第に掴めてきました。レースの距離が短くなったという雰囲気ですが、1stRUNの5kmはしっかり長い。ずっと一定ペースで走り切れたのは個人的に良かった点でした。
1stRUNを終え、トランジへ。ここで問題発生。乗車ラインを越え、飛び乗りをして漕ぎ始めましたが、左のビンディングシューズがないことに気づきました。ああ落としたんだと思い、止まって後ろを確認。独り、ポトリと落ちていて悲しそうにこちらを見ていました。急いでバイクから降りて取りに行き、モタモタと履き直し、ガチリとはめてからようやく再スタート。何秒ロスしたでしょうか。テンションだだ下がりでバイクスタート。とりあえずコーナーに気をつけていたらもうゴール。
2ndRUNに入り、まもなく玉麻さんゴールのアナウンス。続いて折り返してきてゴールが近いガルズの姿が見えてきました。ボーダー辺りの選手たちを見ていると少し涙が出てきそうでした。自分も余裕はなく、2.5kmがこんなに長いものかと思いながら、でもみんなに見守らながらゴールできて、とても温かかったです。
反省点としましては、トランジが1番に挙げられます。普段はしないミスなのですが…やはり経験を増やすべきだと思いました。そのほかは、トライアスロンとは違うからあまり参考にできない、といったところです。また沢山レースに出ようと思います。
これは終始に至るのですが、サポートの人たちの応援がありがたいと言ったらない。頑張ってるのは選手だけじゃないと思え、そして腑抜けた走りをすれば失礼だと感じ、大きな動力源のひとつとなりました。ありがとうございます。
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