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魂の観音寺インカレ

お久しぶりです、です。こと06の藤井です。今回は9/7に行われた観音寺インカレのレースレポートになります。自分自身、初のインカレ出場でした。今回も長いですが最後まで読んでいただければ幸いです。


【レースまで】

自分の泳力だとLAPの危険性が高かったが、7月に入ってからスイムの調子が上向いてきた。インカレは自分の苦手なノンウェットなので下半身が沈まないような泳ぎを意識した。そうしたら1500TTの記録を23分台まで持っていくことができた。それにオープンウォーターとプールスイムの差異を少なくすることができるようになった。プールスイムでは自分より速い人ともオープンウォーターでは勝負できるようになった。バイクは苦手な集団走の技術を少しずつながら習得できていた。心配だったのはラン。ブリックではペースが上がり切らなくて苦しかった。まながる・九大合宿で自分の立ち位置を知ることができた。スタートリストが公開されて少し驚いたが自分のレースをしよう、LAPなんかされるもんかと毎日自分に信じ込ませた。また、出たくても出れなかった仲間、初めてインカレを見る07のためにも何としても1つでもいい順位で帰ってこようと誓った。


【レース前々日・前日】

自分はドラ講があるので一足先に観音寺へ。ドラ講は3時間くらいの予定だったが2時間で終わった。(路面の悪いところで行われ、けがをした人もいたので来年以降は路面がいいところで行ってほしい)そこから試走を行った。バイクコースは少し風が強く橋のアップダウンとコース上の悪臭が気になったが走りやすそうなコースだった。ランは公園を1周*4のコースだった。日影が多かったが暑かった。前々日は特に何もなかった。レース前日は7時半に起きて朝食を食べた後、外は暑すぎたので部屋でストレッチやチューブで体をほぐして疲労を残さないようにした。でも体を動かさないのは何だかなー、と思ってホテルでママチャリを借りて脱走した。いいリフレッシュになった。その後選手受付・開会式に行った。他大の選手達と話をした。名だたる選手がたくさんいてワクワクした。インカレはもしかしたらスプリントでやるかもしれない、という話しが前々から出ていたが開会式でその協議の結果が出た。「今回のインカレはODでやります。」当日は猛暑の予報で倒れる人が出てもおかしくないと思ったが、やっぱりODでやらないとね。緊張とワクワクが止まらなかった。夕食を済ませて10時には寝た。


【レース当日】

4時30分に起きて朝食を摂り準備をして会場へ。テントはランコースのそばにあった。絶対にここを走り切るんだ!と誓った。九大の同期と話をして少しリラックスをした。トランジションエリアにバイクなどを搬入してコースの確認をした。女子のレースを観たが今までのレースと比べて声援の大きさが桁違いだった。そこからは自分のアップをした。少し動いただけで汗が止まらないくらい暑かった。ストレッチ多めでローラー、ジョグをして時間になった。入水チェックまでの道で九大の真下さんや菅野さん、梶浦さんと健闘を誓い合った。両親と会って話をして入水。2往復位したがぬるかった。デビュー戦の赤穂と同じくらいの水温で遠浅(琵琶湖ほどではないが)だった。インカレ選手で立てた作戦通りに行きたかったが人の多さと潮の流れ的に厳しいと判断して内側よりも少し外からスタートすることに。自分の近くには九大のまっそさんや梶浦さんがいた。後ろでは流経の大島選手がウロウロしていて何をしているんだろうと思った。シード選手の紹介が終わって一気に緊張感が増した。そしてスタート!


【スイム】25分12秒(125位)(トランジ込み)

バトルが激しいと聞いていたので巻き込まれないように注意しながら泳いだ。九大合宿で甲斐さんから学んだ人を飛び越える術を使って何とか回避した。第1ブイでのバトルが1番激しかったが僕はバトルになっている選手の上をササっと飛び越えて抜け出せた。1周目の上陸で目の前にOKADAと見えた。なんと岡俊さんのすぐ後ろだったのだ。しかし、すぐに離れてしまった。2周目では左に緑キャップ・右呼吸・カモメの付いた、いかにも分かりづらそうなトライスーツの選手と目が合った。よしおさんがいた。だんだんキツくなって、そこからも離れてしまいそこからはほぼ単泳だった。このままではまずいと思って3周目は少し上げた。スイムアップして時計を見ると24:10。オープンウォーターベストだった。目の前には副島さんがいてその前・自分の後ろはだいぶ開いていた。ビーチランは過去一きつかった。給水をかけて飲んで頑張った。サポートのみんなの声援、両親の声援、それだけでなく他大の声援を受けてトランジションへ。こんな大声援だったのは初めてだ。すでに右前腿に違和感があったがそんなのは気にしていられない、死ぬ気で踏まないとLAPされる。そんなことを考えながらヘルメットをかぶってバイクスタート。


【バイク】1時間7分34秒(106位)(トランジ込み)

自分がトランジションを出るのと同時に創意さん、真下さん、菅野さんがトランジションに入ってきた。だがかなり自分と開いていたので待つことはしなかった。そもそも自分のプランとして1人でも行くと決めていたのでL5(体感)で踏んで橋の手前で靴を履いて前を追った。すぐに副島さんに追いついたがついてこなかったので1人で前を追った。キツかったが意地でもLAPされまいと踏み続けた。周回に入って奥の折り返しまでに3人パックに追いついた。そこには九大の上岡さんと佐大の原田さんがいた。「絶対に完走しましょう!」と声をかけて最初は回したが、まずいと思って自分が引く形でスピードを上げた。周回での歓声はすごかった。2周目に入っても創意さんたちが来ない、まさかと思ったが奥の折り返し直前に創意さんのいる大パックが追いついてきた。おそらくこれが最終パックだろうと思い頑張った。パックには創意さんや九大の真下さん、菅野さん、西日本インカレでも一緒だった大体大の高見君、日体大の奥間さん、蔵方君などバイクが強い人が何人もいた。終始きつくて折り返しではいつも後方で回ってしまったので脚が削られた。ローテもあまり上手くできず怒られてキャンセルする時もあったが皆に声をかけて鼓舞することはできた。何故か先頭との差が徐々に詰まっていったが残り2周でちぎれてしまった。脚が攣りそうになって立ち上がりを踏めるパワーがなくなってしまったのだ。まずい、このままだとLAPされる。でも、折り返しにいた大西さんや大和田さん、陽太郎さん、紗代さん、橋本さんの声が聞こえて絶対に完走する、諦めるもんかと前を追った。中間ぐらいでちぎれてきた人を回収した。九大合宿で一緒だった東大の正陽さんと同志社の選手だった。一人で行くよりはみんなでいったほうが心の支えになると思って鼓舞してから後ろについてもらった。そこからは自分が全部引いた。死ぬ気で踏んで手前の折り返しへ。TOが持っていた周回数を示す数字は1。何とか逃げ切った。左のハムストリングを攣ってしまって遅れたがまた2人に追いついて走った。折り返しで「よくやった」と多くの人に言われたが来年のために1つでも前へ。ペースは落とすことなくトランジヘ。降車ラインで両親がいてなんか言ったらしいけど覚えてない。


【ラン】44分32秒(75位)

靴を履き替えていると前腿を攣ってしまった。今まで攣ったことのない箇所だったのでしばらく動けなかった。落ち着いてバイクで摂れなかったマグオンを少し摂る。トランジで同じように攣っている選手にあとはあげてランへ。最初はずっと攣りそうで4:45ぐらいでいった。ランコースにいた07に情けないところは見せれなかったので歩かない程度で。エイドでは必ずスポドリと水2本をとって体にかけて飲んだ。とても暑かったので走れれば順位を上げれると思って頑張った。坂の手前で九大同期のたいらと長友に熱い声援をもらった。これが無かったら坂は歩いていた。翔太には「意地見せてください!」と檄をもらったから攣りそうな手前まで出力を上げて4:20くらいでそこからは走った。近くにあったシャワーで生き返る。ペナルティボックス前で創平さんがとても声援を飛ばしてくれた。1つでも前へ行こう、応援してくれているみんなのために。名大の野田さんからも檄をもらった。まっそさんが抜いていくときに声をかけてくれた。翼さんには「よく帰ってきた!」と声をかけてもらい背中をポンポンされた。“完走ではなく2桁順位を目指す気持ちで” ワンガルでそう言われたのを思い出した。ラスト1周はとにかくペースを上げた。声援は最後まで途切れず大きかった。坂の頂上で松浦さんに「最後は笑顔で!」と言われた。前に選手が見えたのでペースを上げて2人を抜いた。ゴールの直線が見えて今までのことを思い出して少し涙が出た。広大だけでなく九大のサポートもたくさんいたのでハイタッチをしてゴール!


【TOTAL】2時間17分18秒(100位)

ゴールしてすぐに倒れてしまい救護テントへ運ばれた。全身をしばらく冷やしてもらいOS-1を2本飲んで帰ろうと立った瞬間に再度倒れてしまって点滴を1000ml打った。倒れたときに助けていただいた方々、付き添っていただいた方々ありがとうございました。こんなにきつかったレースは今までで1度もない。創意さんには「やっぱ、お前すごいわ」、他の人にもよくやったと言ってもらって2年生でインカレ完走を果たせたことはうれしかった。でも体調が完全に戻ってからパックからちぎれたことや自分のスイムの遅さ、チームとして団体入賞を逃してしまったことなど悔しさがこみあげてきた。来年はチームとして団体入賞を達成したい、個人としては団体メンバーに入れるくらいに成長したいと思った。(ビッグマウスは一旦、封印します。)

 

【最後に】

サポートだけでなくOB・OGの皆さん、たくさんの声援ありがとうございました。

絶え間ない声援のおかげで観音寺を走り抜くことができました。来年は幹部としてインカレ団体入賞を達成できるようなチームを作っていきます。

(インカレ選手の皆さんへ)

インカレまで一緒に練習をしていく中でインカレにかける思いを間近で感じることができて自分自身、とても成長できました。様々なアドバイスのおかげで完走まで成長できました。チームとしては団体入賞を逃してしまいましたがこの悔しさを来年、またぶつけましょう!もっと成長した姿で観音寺に行きましょう!


(05幹部へ)

1年間、幹部としてチームを引っ張ってくださりありがとうございました。05幹部の下で僕は人としても選手としても成長することができました。06幹部では05幹部以上の幹部にできるように頑張っていきます。困ったら助けてください。いつでも練習待ってます(笑)


(06へ)

これから幹部で大変になるけど1人で抱え込まずにみんなで頑張ろう。今年の自分の走りをみて刺激になればうれしいです。トライアスロンを楽しむことも大切だけど来年は幹部全員でインカレ出たいね。


(07へ)

はじめてみたインカレはどうでしたか?先輩方の走りをみてインカレへのあこがれを持ってくれたらうれしいです。来年は先輩を越えて自分たちが出るんだ!という気持ちをもってこれからの練習を頑張ろう。これから06幹部が始まって07に頼る時もあるかもしれません。その時はよろしくお願いします。

 

2年生が生意気を言ってすみません。僕はこれからの練習でもっと成長して先輩を1人でも超えます。みんなで強くなりましょう!!

次は国内トライアスロン年内最終戦、日本エイジLD選手権です。06幹部になっての初戦、初代王者目指して頑張ります。長くなりましたがこれで終わりです。

 
 
 

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